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EUとシンガポールがFTAに合意(EU)(2013/1/18)
●EU
2012年12月16日、欧州連合(EU)は、EUとシンガポール間の自由貿易協定(FTA)に関する最終段階の交渉が同日終了したと発表しました。
同発表において、EUは、この協定はこれまでの協定の中でも最も包括的な内容の協定の一つであるとし、EU及びシンガポールの企業の双方にとって新たな貿易上の機会が提供されると述べています。この協定は、EUにとってアジア諸国の中の重要な貿易相手国との協定の第二弾に当たり、2011年7月に発効した韓国とのFTAに続くものとされています。
この協定では、特に多くのサービス分野での新たな貿易機会が創出されるとされ、特に銀行、保険その他の金融サービスや公共部門での調達が挙げられています。さらに、ビジネス上の障害となる煩瑣な手続や重複の試験等の負担が軽減されるとされています。また、EUのスタンダードをシンガポールが認めることによって、工業製品や農産品の輸出も促進されるとし、その例としてシンガポールがEUの安全性等のスタンダードを受け入れることによって、欧州で製造される自動車の輸出が促進されることになると述べています。以上のほか、この協定では経済成長と環境の両立を図る「グリーン成長」の促進を目指す最初のものともされています。
今後、EU及びシンガポールはそれぞれ所要の手続をとり、本年春には協定に署名することが見込まれています。なお、通商交渉に遅れて開始された投資に関する交渉については、引き続き行われるとされています。
EUとシンガポールのFTA交渉は、2010年3月に開始されたもので、アセアン10か国の中で合意に達した最初の協定とされます。アセアン諸国の内、マレーシア及びベトナムとの交渉は現在進められており、また他のアセアン諸国についても交渉の準備段階にあるとされています。しかし、EUはこのような二国間でのFTAは、将来のEUとアセアンの地域レベルでのFTAに向けての踏み台として位置づけています。
シンガポールはEUにとっては物品の貿易額では13番目の大きな相手国で、アセアンの中では最も大きな相手国となっています。物品、サービスについてのEUとシンガポールの取引は、2009年から2011年の間にそれぞれ約40%増と大幅に拡大しています。
(出典:2012年12月16日付けのEUプレスリリースより)




