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覚える⇔引き出すの練習を幾度も繰り返す

『通関士試験問題・解説集』の問題文を暗記できるほど解きなおす

2024年度 通関士養成通信教育講座・通関実務 集中対策講座受講(受験回数:1回)

全国通関士模試受験

(S.H. 様)

私は恥ずかしながら、通関士なるものを一切知らないところから勉強を始めました。

フリーターで勉強時間だけは充分すぎるほどに確保できたので、あまり参考にならないかもしれませんが、私なりに自身の半年間にわたる学習を振り返り、合格に至った肝要は何かと考えてみました。

 

 ① 毎日勉強する
 ② 繰り返し解く

 

まったく当たり前のことばかりではありますが、自分なりに補完すると、まず①の場合、どの程度を1日における勉強とするかは、人によりけりかと思われます。

私の場合、時には一日中勉強できるときもありましたが、時にはべろべろに酔っぱらって教科書1ページに目を通しただけで終了ということもありました。結果として、おそらく巷にある、合格するために必要なおおよその学習時間くらいは確保できていたのだと思われますが、私の場合それは平均で毎日安定して確保できていたわけではありません。

 

そこで②が重要になってきます。『通関士試験問題・解説集』の問題文を暗記できるほど解きなおすことをおすすめします。

私は問題ごとに間違えた回数に応じて、一度目は鉛筆でチェック、二度目は黒ボールペンで、三度目以上は赤ボールペンでというふうに、理解、暗記できていない点を視覚化できるようにしていました。

例えば年度初めで気合が入っていたところは最初のうちはチェックがほぼつきませんが、模試の前に解きなおしてみると新たに習得した知識とこんがらがってチェックが付きやすかったりします。

同じ単元を毎日解いてみても「あれ~こうだっけ、なんか憶えはあるんだけど」となる問題が必ず出てくるはずです。逆に言えば「あれ~こうだっけ、なんか憶えはあるんだけど」という状態は記憶にはあるんだけど引き出せないだけなので、覚える⇔引き出すの練習を幾度も繰り返していればやがて引き出しやすくなるはずです。

それから私の場合は全くの初学だったので、一度目に解いた問題は解答の解説のみならず『関税関係小六法』で法令文書を逐一確認していました。一度目を通せば、次間違えたときに「なんか見覚えあるな」となり、その感覚が知識定着のきっかけになると思っています。

以上が私の考える肝要です。人によって記憶の定着の仕方の癖や、一日のスケジュールも異なるかと思いますので、あくまで話半分くらいで参考にしていただければ幸いです。

 


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通関実務 集中対策講座

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