2024年度 通関士養成通信教育講座(受験回数:5回)
全国通関士模試受験
(匿名希望 様)
貿易に関する会社に就職し、その中でも通関業務に携わるようになったため、通関士の資格を取得したいと考え試験を受けました。
1~4回目の試験の時は独学で始めてテキストをひたすら読み込んで問題集を解いてみましたが、問題の記載形式ばかりを覚えてしまい、肝心な法律や用語をインプットしきれていなかったため、本番で文章が少しでも変わると答えを導くことができず、落ちてしまいました。
その為、今回5回目にして過去の失敗談から日本関税協会の通関士養成講座を受講し、勉強の計画を立ててから始めました。
平日:10分~1時間30分
休日:3時間~8時間
勉強を始めた時期は4月からです。4月~6月は試験範囲が特に広い関税法の勉強から始めました。
3か月間、平日は日本関税協会の問題集について単元ごと問題を解き、間違えたところはその範囲分だけテキストを読み直して、明日以降もう一度間違えた問題を解くというサイクルを繰り返しました。
休日は問題集に掲載されている過去の本試験の過去問題を3教科すべて解き、間違いをテキストで読み直しながら解きました。
関税法から勉強しましたが、通関業法と通関実務の勉強が試験日に間に合わなくなる恐れがあったため、過去問題だけはすべて解くようにしました。
7月からは関税法も進んだので通関業法も並行して上記サイクルで勉強しました。
通関実務は4月から毎日課税価格や延滞税等の計算問題は毎日1問ずつ解いて、週末は土日にテキストの「ゼロからの申告書」を輸入・輸出それぞれ1問ずつ解いていました。
始めた時はわからない問題ばかりで時間もかかりますが、段々テキストと問題を併用してくるとコツをつかめるようになり8月頃には過去問題も合格範囲までとれるようになりました。
またそれ以外にも8月に模擬試験を受けて自分の今の実力を確認することができ、9月には間違えた部分を重点的に復習して10月の本試験に望み、ようやく合格することができました。
また講座では毎月3教科、単元ごと提出する課題があったためそれも全7回すべて解き、各5回ずつ問題を繰り返し解きました。
合格したうえで最も重要だと思ったのは「同じ問題を繰り返し説くこと」と「毎日30分は勉強する」ことの2つだと思います。
社会人の方は特に仕事が終わった後、勉強するのは体力的にも大変だと思いますが、忙しくても平日は10分でも問題を解くなどの勉強を毎日行い持続させることで勉強のコツがつかめると思います。
本試験まで中々モチベーションが上がらずに勉強がはかどらない時は、いつもより早めに寝る、普段食べない美味しいものを食べるなどして、勉強の合間にいつもと違うご褒美を自分にあげて頑張りました。
勉強に集中するためにスマホやいつも行う趣味を制限しすぎると、逆に気持ちが落ち着かなくなり勉強が中途半端になることがあったので、ほどほどに自分に制限をかければよいと思います。
皆様の成功をお祈り申し上げます。
通関士養成講座、全国通関士模試、関連書籍については下記をご参照ください。
・全国通関士模試 ※2025年4月中旬より募集開始予定