2024年度 通関士養成通信教育講座・通関実務 集中対策講座受講(受験回数:1回)
全国通関士模試受験
(匿名希望 様)
前職で輸入業務に従事していた際に、通関業務の知識があれば業務に役立ったのではないのかと感じたことと、通関士試験に合格しスキルアップした上で再度、貿易関係の職に就きたいと思ったことが受験のきっかけです。
2023年の11月頃に58回試験の受験を決意し、関税協会の講座の4月開講より早く勉強を開始したかったので、他社参考書で関税法、通関業法の勉強を始めました。
通信講座のテキスト、web講義で知識をインプットした後は過去問を中心に勉強しました。通関業法、関税法は第51回から57回分、通関実務に関しては第45回から57回分の問題を解きました。
「ゼロからの申告書」、「計算ドリル」も併せて使用しました。過去問は7周、「ゼロからの申告書」は間違った問題は3周、「計算ドリル」は間違えた問題のみを復習しました。
通関業法・関税法の知識の定着に苦労しましたが、「通関士試験 問題・解説集」の「科目別・出題頻度順問題例」を繰り返し解き、間違えた問題は解説を読み込み、理解できていなかった箇所を特定しひとつずつクリアにするように心がけました。
複数選択式、択一式問題を解く際は、問題文の解答根拠になる箇所やキーワードに下線を引き、〇や×を記入し、選択肢を絞るようにしました。
7月からは申告書問題を最低でも1日1問解くようにし、問題演習の量で苦手意識をカバーしようとしました。
模試は関税協会の模試を東京会場で受験しB判定でした。
実務は9割得点できましたが、その反面、模試がピークになってしまい、本試験に照準を合わせられるのか心配になりました。しかし、模試の結果で今までの勉強の仕方が間違っていなかったことが確認できたので、本番までこの調子で継続していこうと気持ちを切り替えました。
また、勉強が実務対策に偏ってしまい、通関業法・関税法の知識不足を感じたので、8月後半頃から「まるわかりノート」を使用しました。特に巻末の頻出条文では重要なキーワード・数字を覚えるのに役立ちました。
本試験1か月前は過去問、講座の課題、模試の復習を行いましたが、特に申告書問題ではこれまでしなかったようなミスが目立ち低迷していました。問題への慣れと、気持ちの焦りにより問題文を丁寧に読めていなかったことが原因でした。
当たり前のことですが、落ち着いて最後まで正確に問題文を読んで解答すること、解答根拠をクリアにすることを心掛けました。
本試験では関税法と通関実務の試験が難しく、試験途中で冷静さを失い、合格をあきらめかけましたが、自己採点では試験直後の体感より得点できていました。
効率の良さや近道を模索せず、繰り返し問題を解きながら少しずつ知識を積み重ねていったことが合格につながったと思います。
通関士養成講座、全国通関士模試、関連書籍については下記をご参照ください。
・全国通関士模試 ※2025年4月中旬より募集開始予定