2021年度通関士養成通信教育講座、特別答練受講(受験回数4回)
全国通関士模試受験
Y.Nさん
■自己紹介
わたくしは通関業者勤務ですが通関業務に従事しておらず、カスタマーサービス業務および他法令関係の業務に従事しております。今まで通関士試験は4回受験し最初の2回は全くの学習不足で3科目とも合格点には達していなかったと記憶しております。
本格的に学習を始めたのは令和2年度の第54回試験からでした。この時は某通信教育の講座を受講し通関業法と関税法は合格点に達しましたが、通関実務で5点足らず不合格という結果でした。かなり熱を入れて学習しましたので、不合格という結果を受け止めるのに時間がかかり、ふとした際にも当時の悔しい気持ちを思い出す、そんな1年でした。
■第54回試験結果
通関業法:30/45(66%)
関税法等:40/60(66%)
通関実務:22/45(48%)
■第55回試験結果
通関業法:33/45(73%)
関税法等:38/60(63%)
通関実務:40/45(89%)
■合格年度に行った学習方法
4月~6月:関税協会テキストに沿って動画視聴
7月~8月:通関実務対策(ゼロ申、ドリル)、過去問、関税協会模試
9月 :通関実務対策(特別答練テキスト)、過去問、通関業法と関税法の復習
すべてのテキストや参考書が大切だと思いますが、特に重要だと感じたのは①ゼロからの申告書、②計算問題・関税評価ドリル、③特別答練テキストです。
それぞれ3周以上実施し、理解できない点は社内の有資格者に質問したり、関税協会の受講生専用質問フォームに質問して理解度を高めました。
■第55回試験を終えて
例年であれば通関実務が最難関で、通関業法と関税法はある程度学習すれば楽に合格点に達する試験のハズでしたが、今年度は通関業法と関税法が難化するという潮目が変わる1年だったのかもしれません。終わってみれば関税法がギリギリだったのでもう少し関税法の学習に力を入れた方がよかったと感じました。
■受験生の皆様へ(リベンジ組へ)
リベンジ組は悔しい気持ちを抱えての試験勉強かと思います。しかしプラスに考えると「より理解度を高め、運だけではなく実力で合格する」チャンスだと捉えてみてはいかがでしょうか。またわたくしは知人から「ツーカンシーって麻雀の役みたいだね」と言われ、「自分ばかりそこまで思いつめる必要ないな」と気持ちが軽くなりました。周りの目が気になる方、リラックスして受験して良いと思いますよ。
※イッキツーカンという麻雀の役があります。