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勉強方法について、私が心掛けていたこと

~勉強方法について、私が心掛けていたこと~

平成30年度通関士養成通信教育講座受講(受験2回)

全国通関士模試受験

中島 和人さん

勉強方法について、私が心掛けていたことを紹介します。

1.貿易の流れを意識する

通関士試験は、通関業法、関税定率法、関税暫定措置法、その他法令をベースに組み立てられています。テキストや問題集もほぼ同様の構成で章立てされているため、ボリュームが多く、これらを覚えなくてはと考えるとやる気が萎えてしまいます。そのため、私は次のステップで勉強しました。

①テキストを通読し、通関士に求められている知識が何なのかを掴む。

②輸出入するにあたりどのような手続きが必要なのか?標準的なパターンを掴む。

③標準的な手続きに関して、疑問点を探し答えを見つける。

 

例えば、輸入に関して、①の過程が済んでいれば、輸入申告だけでは輸入できないことはわかっています。納税申告も必要ですし、申告前に他法令の承認を得る必要がある品目もあります(実際はもっと多くの手続きがあります。)。このように輸入に必要な手続きを、輸入しよう!と思ってから、輸出国から船が出発して輸入の許可を得て国内に流通されるまでを自分なりに時系列にまとめました。これにより①で掴んだ「点」を「線」にすることができました。

次はそこから疑問点を探し一つ一つ答えを見つけて、理解を深めました。

例えば、

  • 日本の沿岸に到着する船が輸入貨物船か密入国船かどうやってわかるのか?
  • 定期的に輸入するのに毎回この手続きが必要なのか?
  • インターネットで外国のサイトで買い物したら?

 

という感じで疑問点を洗い出し、解決していきました。これにより、なぜ特例輸入者やその他特例措置が存在するのか理解できました。標準的なパターンと例外ケースを理解できれば正誤問題の正解率は上がると思います。3点目のように実生活に近い観点で考えることは特にお勧めです。

なお、疑問点を紐解くにはテキストがベストだと思いますが、テキストは法令を要約したものなので、更に疑問点にぶつかることがあり、直接法令を読む必要性が出てきます。そして面倒なことに(?)、「通達」という「法解釈がぶれないように具体例を示したもの」もあるため、突き詰めると時間がかかってしまいます。しかし、自分自身で試行錯誤して見つけた答えは忘れませんし納得がいきます。どうしても解答を見つけられない場合は、FAQを利用しました。

2.できるだけアウトプットする

私は今後通関士として働くためには、丸暗記ではなく理解していることが必要だと考えています。理由はAIなどの技術革新により、通関士の役割が通関書類の審査以外に重きが置かれると考えるからです。そして私は自分が説明できないことは理解していることにならないと考えているため、学んだことを、いつ?誰が?何のために実施していることなのか?なぜ法令の中で定義されているのか?の観点でアウトプットしていました。アウトプットと言っても独り言でブツブツ話すだけです。上手く話せないところは曖昧に覚えていたと捉え、テキストを再確認していました。これにより理解を深めることができたと思います。

 

以上は私の勉強法であるため、参考にしたいところ、共感できないところあると思います。合格までの道のりは環境を含めて人によると思いますので、最短距離で達するためにも自分にあった勉強法を早めに見つけることをお薦めします。最後までお読みいただきありがとうございました。

※テキストおよびFAQとは、日本関税協会の通学講座または通信講座で提供されるものを指します。