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自分を信じてがんばりましょう

~自分を信じてがんばりましょう~

平成30年度通関士養成通信教育講座、スクーリング受講

全国通関士模試受験

D・Mさん 

 

 合格出来て本当にうれしいです。というのは、もう同じ試験勉強をしなくてよいこと、また今後は自分の仕事を通関士の視点で眺められるようになるだろうからです。私は通関業務には携わっていませんが、長く保守部品の輸出入業務に携わっているにも関わらず、業者の方にお任せの部分が多いためか、業務知識に深みがなく、微妙なことに関する判断が中々出来ませんでした。そこで、微妙な話が出来るためには自分がエキスパートになるしかないと考え、通関士の試験にチャレンジしました。今後は、今の知識をベースにして、輸出入コンプライアンスに関する知識を深め、出来ればサプライチェーンマネジメントの内部監査が出来るくらいまで行ければと思っています。

 試験勉強は、教材にも書いてありましたが、多岐に渡る学習分野の一つに取り組んでいる間に、他の分野の記憶が曖昧になって行くので、皿回しのようにそれぞれの分野の皿を止めないように回し続けなくてはなりません。他の勉強もそうなのかも知れませんが、これが一番しんどい部分です。私は関税法等のテキストを一通り読んだ後、「まる分かりノート」で知識の定着状態をチェックし、丸暗記しなくてはならない、欠格事由(年数)、関税定率法や暫定法の特例のバリエーション、法令適用時期、外為法の構成や特例、自分にとって記憶が曖昧になり易い郵便関係の手続きは、分野別にエクセルのシートにまとめて内容を修正しながら、問題集に着手前や試験前まで繰り返し見ていました。

 通関業法や関税法等は、多択式・択一式にかかわらず、錬成問題集での回答率が上がって来ればいい結果に繋がると思いますが、通関実務は最適な学習法が分からずじまいでした。96類の商品分類は、単語カードを使ってしつこく取り組めば大丈夫ですが、申告書作成については、最近の難問化した過去問の数に限りがあるので、解き方のパターンを覚えながら、同じ問題を回答時間が縮まるまで繰り返しました。「ゼロからの申告書」を2-3回くらいやり、他のスクールが出している問題集も買ってみました。自分は繊維関係が特に苦手だったので、これについては、税番表上のパターンを研究しました。ただ、最近の傾向である商品の特徴から税番を回答させるタイプは、未だ過去問も少なく対策し切れませんでした。

 スクーリングや模擬試験も力になったと思います。5月の2日間のスクーリングと税関見学会に参加してモチベーションを上げることが出来ました。「自分を信じて学習を続けてください、官報に名前が出るのを楽しみにしています」という講師の方の言葉が印象に残っています。模擬試験の評価はEでしたが、「ここから盛り返す人もいます」とあり、通関実務の着手順番を変えたり、筆記用具を変えたりと工夫も出来たと思います。後はたまに愚痴ったりする相手(家族)がいるといいですね。

 みなさんも頑張ってください!