平成29年度通関士養成通信教育講座、スクーリング、特別答練受講(受験3回)
全国通関士模試受験
F・Kさん
2015年に初めて通関士試験を受けた時に3科目目の実務で撃沈し、翌年の2016年は前年の反省を生かした勉強をしたつもりでしたが、またしても3科目目が合格基準に達せず、このまま勉強してもとても自分で合格できる気がしなかったので、再受験しようか悩みました。2017年の法改正で今まで覚えたことも新たに覚えなおす必要があり、続ける自信は全くありませんでしたし、2度落ちたというショックからすぐに立ち直れませんでした。でも、しばらく考えて、2年間勉強してそのまま終わるのももったいないかも知れないと思い、関税協会の先生にもご相談させて頂き、再度通信教育で頑張ることにしました。
2015年の試験が終わってから、翌年3月下旬から勉強を始めたところ、久しぶりの勉強だったので長時間座ることが出来ず、忘れていることも多々あったことを思い出し、2016年の試験結果が出たのち、すこし休憩をして、年明けから品目分類の暗記など、徐々に勉強を始めました。この体験記には2017年にやったことを述べさせて頂きたいと思います。
まず、2月から9月までの年間プランをざっくり立てて、エクセルの表にして印刷し、クリアファイルに入れて、時々見るようにしました。
全くエクセルの表通りにやったわけではありませんが、たまにこの予定表を見ながら進捗状況を確認しました。実際は8月の関税協会の全国模試をターゲットにしたので、7月下旬までにinputを終えました。また、週ごとの時間表のようなものを作って、どのテキスト・問題集の何ページを何分やったとログを付けていき、何をやって、何をまだやってないのか、自分の苦手なところは何かが分かるようにしました。表の左上にその週のターゲットを書き、右上に反省点と次週の目標を書きました。フォーマットは関税協会の『かわらばん』で配付される「予定表」を参考にしました。2月から9月までの日付を入れて一気に作って印刷して先ほどの年間スケジュールと一緒にクリアファイルにいれて管理しました。
次に、どの参考書を何回やったかですが、こんな感じでした。
その他;通関士試験の指針 1冊にまとまっていて使いやすい為、常に参照しました。法改正については税関のホームページで通達レベルまでの改正点を確認しました。
去年までの問題等については、法改正がある部分に注意が必要でしたが、既に手元にあって使える物は使いました。7月に通信教育のテキストが終わるころから本試験と同じような形態の問題(TACの直前答練や、過去の模試、本試験等)を手あたり次第にやりました。通関業法は15分、関税法等は30分、通関実務は1時間以内に問題を解き終わるように時間を決めて解くようにしていました。今年の本試験では2科目目が早く終わったので、お昼休憩を長く取ることができました。
2017年の勉強時間は452時間でした。自分が苦手なところや、覚えられない所はエクセルで自分用の『まとめ』を作って繰り返し見て、本試験にはその自分用の『まとめ』と、まるわかりノートを持っていきました。計算機は関税協会でおすすめして頂いた二つ窓の計算機を二つ買って、会社と自宅で使用し、使い慣れるようにしました。
関税協会の通信教育講座は本試験までの勉強ペースをうまく作ってくれると思います。テキストには週ごとの勉強分量が割り振られていて、各課題の出題範囲予定表にテキストと通関士試験問題・解説の該当ページが書いてあるので、それに従って勉強するとちょうど関税協会の全国模試までにすべて終わります。受講者の質問データベースも活用しました。ご回答頂いた関税協会の先生方には本当に感謝しております。関税協会のスタッフの方々も受講生が安心して勉強できる環境を作ってくださっていると思います。2年間本当にお世話になりました。有難うございました。
来年受験を考えていらっしゃる方々には心からエールを送りたいと思います。是非やりきって、その後で少し違った景色が見られますように!