2.セキュリティの見直し

 

【ICカード、来訪者カードの管理】

 

A社

従来は、来訪者に受付で記帳してもらい、入構バッジを渡していたが、セキュリティ強化のため顔写真入り身分証明書にて本人確認の上、来訪目的、来訪時間等を管理表に記載し、「来訪者カード」を首から下げてもらう方式に変更した。

 

B社

ICカードを社員用、パートナー用、サプライヤー用、来訪者用で紐の色を変えたものを用意し、当該ICカードを使用しないと敷地内に入構できない体制とした。

また、各種ICカードによりアクセスできるエリアを機密エリア、一般エリア、供用エリア等に制限し、構内の物理的セキュリティを高めた。

事務所の出入口にICゲートを設け、誰が何時に入出構を行ったか把握ができるシステムとし、更に、事務所・倉庫等のドアにはICカードキーを設置することで物理的セキュリティを強化した。
 

  社 員 パートナー サプライヤー 来訪者

ICカードの種類

(紐の色で識別)

立入可能ゾーン

機密エリア

一般業務エリア

一般業務エリア 倉庫 共有エリア

 

 

 

【物理的セキュリティの強化】

 

C社は、物理的セキュリティ強化策として次のような施策を実施している。

  1. 工場や倉庫をフェンスで囲み、正規の入出動線を限定した。
  2. コンテナへ貨物を積み込む前に改造等がないか、コンテナチェックを行い確認している。

  3. コンテナシールの管理を厳格化した。

  4. 事務所の各入口にカウンター等を設置し、来訪者が容易に入れないよう事務所のレイアウトを変更した。

  5. 来客の際は事務所内を通らず応接室、打ち合わせ室まで案内できるよう、動線を確保した。