AEO取得のメリット

 

AEO事業者連絡協議会において報告された事業者が感じているAEO取得によるメリットの一例をご紹介します。

 

【差別化に向けたPR効果】

  • 会社のリーフレット、名刺等へAEOマークを印刷することで顧客からの信頼が得られた。
  • ホームページの目立つところにAEOの「認定通関業者認定書」を掲載したことで新規の問い合わせが増えた。
  • 海外ではAEOが入札要件となるケースが増加しており、これへの対応が可能となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【コストの削減】

  • 原則検査がないことから、検査コストが削減された。
  • 以前は納期限延長制度を利用しており担保が必要だったが、納税申告前に貨物の引取が可能となるので担保の削減に繋がった。
  • 特恵関税及びEPAを利用しようとしても、書類が間に合わず適用することが出来ない事例が発生していたが、原産地証明書の原本が未着であっても貨物の引取が可能となり、納期厳守と節税の両立が可能となった。

 

 

 

【リードタイムの短縮】

  • 書類審査・貨物検査率の低下により、リードタイムが短縮された。
  • 貨物を保税地域に搬入することなく輸出申告を行い許可を受けることが可能となったのでリードタイムが短縮された。(輸出)
  • 本邦到着前に輸入申告を行い許可を受けることが出来るので、納品の遅延があった際にも迅速に対応ができる。(輸入)
  • 審査・検査が少ないことから、コンテナー詰め後に通関を行うことが可能となり、コンテナーの積載率が向上した。
  • 輸出申告がほぼ区分1で処理されるようになったことから、予見可能性が高くなり、通関リードタイムを考慮した安全在庫が不要となった。
  • 業務の予見性が高くなったため、効率的な申告作業が可能になり業務の平準化が進んだ。(通関業者)

 

 

 

【その他】

  • 税関との連絡体制が構築された。
  • 海外監査員の来日によるセキュリティチェックが免除されるようになった。
  • C-TPAT等海外セキュリティプログラムフォームへの回答が免除され、工程数削減に繋がった。
  • 社内に緊張感が生まれ、社員の意識向上にも寄与した。