税関の輸⼊事後調査では、輸⼊貨物の納税申告が適正であったかどうかを確認されます。令和5事務年度(令和5年7月~令和6年6月)の輸⼊事後調査の結果は、調査対象3,576者のうち申告漏れのあった輸⼊者は2,678者、関税及び消費税等の追徴税額は128億円強でした。この申告漏れの主な要因として関税評価の誤りが挙げられています。
関税評価とは「輸⼊貨物の申告(課税)価格を決定すること」と⾔えますが、輸⼊者に関税評価の知識がなければ、輸⼊後相当の年月を経て、事後調査による関税等の追徴や延滞税、加算税の納税が発⽣することとなる⼀⽅、輸入取引が多岐にわたる昨今においては、関税評価を正確に理解・把握して、実務に適⽤することは容易ではありません。
こうした状況を踏まえ、本セミナーでは、難解な関税評価も、まずはその基礎を理解することが大切との考えから、(初級編)で、関税評価に関する初歩的な知識を身に付けていただき、(中級編)では、できるだけ多くの事例を基に、関税評価の基礎的理解を深めていただけるよう、分かりやすく丁寧に解説していきます。
1 | 関税評価とは |
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2 | 課税価格決定の流れ |
3 | 現実支払価格と加算要素など |
4 | 評価申告とその補足 |
(質疑応答) |
1 | 輸入取引の態様と課税価格 |
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2 | 現実支払価格と加算要素など |
3 | 輸入取引に関する特別な事情など |
4 | 関税評価に関する若干の補足と応用 |
(質疑応答) |
日にち (締切) |
セミナー名 | 定 員 | 状 態 | 講 師 | 一般価格 (賛助会員価格) |
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2025年 5/27 |
「関税評価(初級編)」
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80名 | 受付中 | 安藤 登 氏 |
16,280円 |
2025年 6/3 |
「関税評価(中級編)」
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80名 | 受付中 | 安藤 登 氏 |
16,280円 |
安藤 登(あんどう のぼる)
1983年大蔵省(名古屋税関)入省。ほぼ37年一貫して、税関で輸入事後調査事務や輸出入通関業務を含む税関行政全般に携わり、2019年に名古屋税関特別関税調査官(第1担当)を最後に退官。この間、東京税関で統括調査官、名古屋税関の首席関税評価官等を歴任し、関税制度について、関係業界での講演等も行っていた。退官後は、名古屋の大手繊維商社において特恵関税(主にEPA、一般特恵関税の原産地規則)、関税分類(主に11部繊維及びその製品)、関税評価等の社内相談業務を担当していた。現在は、「キャリアコンサルタント」及び「輸出入業務コンサルタント」として、愛知県内を中心に事業を展開している。
(ホームページ:https://ipex.hp.peraichi.com/top)。
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