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通関実務学習のポイント

3科目目の「通関実務」は、申告書作成、計算問題、複数肢選択式、択一式問題から構成されており、合否を分ける科目です。いかに効率よく解答するかが鍵となりますので、申告書作成や計算問題は繰り返し問題を解き、十分に慣れておくことが必要です。 関税率表の所属の決定(その要件、関税率表の部・類の注の規定)をすべて正解することは困難です。他の複数肢選択式・択一式や計算問題などを過去問等で徹底的に学習し、全体で60%以上の正解を目指すような学習を心掛けてください。
 

学習のポイント

(1)申告書作成
  ● 輸出申告   設問の仕入書及び輸出統計品目表(抜すい)により仕入書に示された品目を分類し、NACCSの「申告事項登録画面」の(a)~(e)の5解答欄に、設問に示された統計品目番号の選択肢から該当する番号を選択して解答する形式です。 仕入書に記載された品目(7品目前後)を、輸出統計品目表を使って分類し、かつ20万円以下の品目を一括して一欄にまとめることにより、5欄に分類し、該当する統計品目番号を解答させるものです。輸出申告価格を解答する必要はありませんが、解答の順番を決定(申告価格の大きいものから順に入力)するため及び20万円以下の品目を一括して一欄にまとめるため、申告価格の計算は必要になります。
  ● 輸入申告 設問の仕入書及び実行関税率表(抜すい)により仕入書に示された品目を分類し、NACCSの「申告事項登録画面」の(a)~(e)の5解答欄に、設問に示された品目番号の選択肢から該当する番号を選択して解答するとともに、(a)~(e)に該当する品目の申告価格を計算して、(f)~ (j)の5解答欄に解答する形式のもので、計10解答欄となります。 仕入書に記載された品目(7品目前後)を、実行関税率表を使って分類し、かつ20万円以下の品目を一括して一欄にまとめることにより、5欄に分類し、該当する品目番号を解答させるとともに、該当する品目の輸入申告価格も解答させるものです。 また申告価格には、関税定率法で学習した「海上運賃・保険料」、「ロイヤルティ」、「その他の費用」等の加算・減算についての知識が必要とされます。 「輸出申告」「輸入申告」ともに、より多く演習問題をこなし慣れることが必要です。問題の解法はある程度パターン化されていますので、「ゼロからの申告書」を3回ぐらいは繰り返し、体に覚え込ませることをお勧めします。目安として、輸出申告は15~20分、輸入申告は20~25分位で解くようにしてください。
     
(2)計算問題
  ● 課税価格の計算                 課税価格の計算は関税定率法で学習したことの実務で、税額の計算は関税法で学習したことの実務です。 毎年、計算問題は、課税価格を決定する問題が3問、それ以外の計算問題が1問ずつ計2問で、合計5問出題されます。計算問題は、一度きちんと覚えておけば取りこぼすことはありません。しっかり身に付けて得点源としましょう。
  ● 適用税率と関税額の計算                  
  ● 修正申告等の税額計算         
  ● 延滞税の税額計算    
  ● 過少申告加算税の計算    

  ● 更正により過納金となる

          関税額の計算                     

   
     
(3)複数肢選択式・択一式    
  ● 関税の確定及び納付 関税法の学習で対応することができます。
  ● 輸出通関と輸入通関 関税法の学習で対応することができます。
  ● 関税率表の所属の決定 関税率表の所属を決定する要件は、関税率表の部、類の注、項の規定にきわめて多くあるので、これらをすべて理解することは困難ですが、繰り返して出題される傾向もありますので、過去問の中から、日常生活に関連の深い品目について重点的に学習してください。

  ● 特恵関税における

          原産地認定基準

最近は原産地規則などの条件が問題文で提示されることが多くなりました。その条件を正確に理解して解答しましょう

  ● 経済連携協定における

          原産地認定基準   

設問で与えられた条件を正確に理解し、原産品としての資格を維持できるか、どこで失うかを正確に判断しましょう。