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関税関係特例法学習のポイント

「関税関係特例法」といわれるものの中には4つの特例法が含まれますが、本試験で出題されるのは、このうち次の3つの法律です。
(1)「電子情報処理組織による輸出入等関連業務の処理等に関する法律」(通称:NACCS法)・・・税関手続を電子情報処理組織を使用して迅速かつ的確に処理するために、関税法、通関業法等の特例を定めた法律

(2)「コンテナーに関する通関条約及び国際道路運送手帳による担保の下で行なう貨物の国際運送に関する通関条約(TIR条約)の実施に伴う関税法等の特例に関する法律」(通称:コンテナー特例法)・・・一時輸入されるコンテナーの通関手続などの特例について定めた法律

(3)「物品の一時輸入のための通関手帳に関する通関条約(ATA条約)の実施に伴う関税法等の特例に関する法律」(通称:ATA特例法)・・・物品の一時輸入のための通関手帳による通関手続の特例を定めた法律
これらの法律のうち、NACCS法は以前から2科目目の複数肢選択式・択一式として、毎回1問出題されており、また、コンテナー特例法とATA特例法は、2科目目又は3科目目の通関手続関係の問題の選択肢の一つとして出題されています。 これらの法律は条項も少なく、出題範囲も限られていますので、過去問題を参考にして、テキストの解説を重点的に学習してください。

学習のポイント

(1)NACCS法
  ● 用語の意義 法第2条をしっかり確認しておきましょう。

  ● 電子情報処理組織を使用して行う

          ことができる申告・申請等

令和3年度の改正により、より多くの申告・申請等がNACCSにより行えるようになっています。
  ● 申告・処分の通知 通知の到達の時点をしっかりと把握しておきましょう。
  ● 通関士の審査 NACCS法は、これまで語句選択式の問題は出題されていませんが、今後とも語句選択式の出題はないとも限りませんので、用語を正しく覚えるなど語句選択式対応の学習も欠かすことはできません。
(2)コンテナー特例法
  ● コンテナーの輸入手続 積卸コンテナー一覧表(コンテナーリスト)の提出により『輸入申告』があったものとみなされます。
  ● 用途外使用 用途外使用の制限期間や輸入税を徴収される者について確認しておきましょう。
  ● 運送 TIRカルネについて確認しておきましょう。
(3)ATA特例法    

  ● 通関手帳により輸入をすることが

          できる貨物

関税定率法第17条第1項第1号及び第4号の貨物が除かれていることに注意が必要です。