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背水の陣で臨んだ通関士試験

得点できる問題を取りこぼさないことが何より大事

2023年度通関士養成通信教育講座、特別答練受講(受験回数1回)

全国通関士模試受験

(匿名希望 様)

はじめに

 私は物流の会社で勤務しており、通関の仕事に携わるため資格取得に挑みました。本格的に勉強に励んだのは2023年の4月からですが、運良く1回目で合格することが出来ました。簡単にはなりますが、私が取り組んだことをお伝えします。

 

4月~7月末

 教科書と講義の動画を観て、ひたすら暗記。最初は勉強の習慣を身に着けることすら難しく、10分でも教科書を開く、講義を観ることを心掛けました。週末には章末の問題を解いて復習しましたが、課題は最初の基礎的な部分でもなかなか正答できなかったのが辛かったです。HSの勉強も4月から始めた方がよいと聞き、通勤時間はHSの本を読んだり、自分の部屋にあるものやスーパーなどで品物がどの類に当てはまるか思い浮かべたりしました。HSは今の仕事で少し触れることもあり、知れば知るほど面白く感じました。

 

8月~試験本番

 課題が終了し、本格的な復習期間に突入。申告書問題が全く歯が立たず、6,7月からやっておけば…と後悔しました。お盆は実家に帰省し、試験勉強に没頭しました。8月は主に以下3つに取り組みました。

・特別答練とその復習
・過去問3年分とその復習
・ゼロからの申告書(試験までには3周しました)

 お盆明けに関税協会の模試がありましたが、E判定でした。

 

 他社の模試も9月以降受けましたが、どれも結果は良くありませんでした。特に申告書問題は5点だった時もあります。復習と問題をこなす量が圧倒的に足りていないと実感し、模試はその日のうちに復習するようにしました。また、出勤前に職場近くのカフェで1,2時間ほど分厚い問題集や過去問の復習も行いました。

 試験本番は緊張しましたが、3科目とも7割ほど得点できました。ただ、見返してみると申告書問題でケアレスミスが多く、得点できる問題を落とさなかったことが幸いでした。

 

最後に

 私は通関の仕事に就く以上、試験合格は一つの通過点に過ぎないと思っていた反面、不合格になった時を考えると、集中力を切らさずにまた挑戦できるだろうかと、最後まで危機感がありました。これが最終的に結果につながったと思います。特に1回目だと、なかなか手ごたえがなかったり、模試の結果が芳しくなかったりすることはあると思います。しかし大学受験の際よく耳にしますが、「現役生は最後まで伸びる」のは本当だと思います。自分が苦手な分野は勉強すればするほど見えてきます。私は管理令、定率法、申告書問題が苦手で、そこに関しては問題集を3周しました。何度も解いて得点できる問題を取りこぼさないことが何より大事です。 ここまで読んでくださりありがとうございました。