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薄氷の合格

配点の高い語句選択式問題を確実に正答する

2023年度通関士養成通信教育講座、特別答練受講(受験回数1回)

全国通関士模試受験

(T. M.様)

 

 私はメーカーの会社員で、担当業務は海外資材調達と輸入手配です。通関士資格取得を目標に決めたきっかけは、貿易に関する専門知識の必要性、自身のスキルアップ、それと将来のために通関士資格を取っておきたいと考えた事です。幸い勤務先から必要な費用援助を得ることも出来たので、試験の難易度を考慮した上で当通信教育講座を受講することを決めました。

 

 学習初期は、テキストに示されたスケジュールに沿い、平日2時間休日4時間を当てました。本格的に知識習得に臨むことは久しぶりの事で、テキストを読み、WEBセミナーを活用し、「通関士試験問題解説集」をやり、間違えた問題をノートに筆記する等、知識の定着に工夫しましたが、確認試験の正解率は約50-60%で良く無かった。7月に学習要綱を一通り終え、8月の特別答練を受けた結果、知識の定着が十分出来ていない事を認識しました。それ以後は勉強する時間を意識して増やしました。この時期は、「通関士試験問題解説集」を繰り返しやり、配点の高い語句選択式問題を確実に正答する様、注力しました。また、複数肢選択式問題の正答の難しさを認識しました。

 ほどなく全国通関士模試を受け、通関業法と関税関連法令の成績には満足できた一方で、通関実務が凡ミスもあったため、ぼろぼろの成績で終わり、総合判定Eでした。絶望する中でどうにかモチベーションを保って、残された時間に最も苦手な輸出入申告問題に集中する事を決め、「ゼロからの申告書」の輸出入問題各1問ずつを9月の1か月間早起きして毎日やりました。平日夜は、専ら「通関士試験問題解説集」、また、「計算問題ドリル」と「関税評価ドリル」の本試験レベル問題をやり、休日は10時間、また勉強目的での有給も3日ほど取得し、9月の学習時間は結果的に120時間超でした。

 

 最後に僭越ながら助言を並べます。少しでも参考になれば、幸いです。

①「通関士試験問題解説集」「ゼロからの申告書」「計算問題ドリル」「関税評価ドリル」を繰り返す。
➁本番において関税実務は、輸出入申告問題を最後に回す。理想は1時間残す。
③関税分類は、類、類注を適当に覚える。
④模試は経験しておく。
⑤知識定着のため十分睡眠をとる。
⑥集中力が切れたら短時間休憩する。
⑦試験は長時間に及び脳が非常に疲労するため、試験中にエナジードリンクを数本用意して飲みました。