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米国がカナダから輸入されるアルミニウムに追加関税の適用を決定(大統領令)

●WTO

トランプ大統領は7月6日大統領令を発出し、カナダから輸入されるアルミニウム製品の一部(非合金で、未加工のもの)に対して2020年8月16日以降10%の追加関税を課すことを決定したと発表した。

 

鉄鋼製品とアルミニウム製品については、2018年3月8日の大統領令でそれぞれの輸入品に25%と10%の追加関税を課すことが発表され、同年3月23日に追加関税が発動された。この措置は修正通商拡大法232条の国家安全保障条項に基づく措置で、すべての国を対象としたものであるが、2019年5月カナダとの間で(メキシコについても)「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」が実質的に合意されたことを踏まえ、同年5月19日カナダとメキシコについては追加関税の適用が除外された。ただし、輸入状況を監視し、輸入が過去の実績を超えて再び増えた場合には追加関税を発動することとされた。

 

米商務省の調査では、米国にとってアルミニウムの最大の輸出国であるカナダからの輸入が増え続けている。アルミニウム製品のうち、非合金で、未加工のものはカナダからのアルミニウムの輸入品の59%(2019年6月~2020年5月)を占めるが、同期間において前年同期比で87%も増加し、さらにその後も増え続け、2020年6月には過去最高レベルに達している。このような増大はカナダ以外の国からの輸入の減少に符合するもので、米国政府は国内産業を守るためにも今回の措置が必要であると説明している。

 

本年7月1日にUSMCAが発効したこともあり、カナダ政府は何らかの報復措置を検討しているとも報じられている。

 

(出典:2020年8月6日付けの大統領令等)