ホーム海外トピックス › CBPが中国からの人の毛髪を使った「かつら」や「ウィッグ」の輸入を差止め―新疆ウイグル自治区での強制労働の疑い―(CBP)

海外トピックス

教育セミナー・研修

社内研修にも活用できる企業別研修も承っております。

Jtrade

貿易統計Web検索システム ジェイ・トレード

FAX&COPYサービス

統計品目番号を記して申し込めば、後はFAXを待つだけ!

貿易統計
データ提供サービス

貿易統計データを表計算ソフトに取り込み二次加工が容易に!

CBPが中国からの人の毛髪を使った「かつら」や「ウィッグ」の輸入を差止め―新疆ウイグル自治区での強制労働の疑い―(CBP)

CBP

2020年7月1日、米税関・国境警備局(CBP)は、中国から輸入された貨物が強制労働等によって製造された疑いがあるとしてその輸入を差し止めたことを発表した。

 

この貨物は人の毛髪から作られた「かつら」や「ウィッグ」で、中国の新疆から輸出され、ニュージャージー州ニューアーク港の税関に申告された。税関では強制児童労働や収容所での人権侵害を伴った労働で製造された疑いがあると説明している。差し止められた「かつら」等は13トンの貨物の一部で、価格は80万ドル(約8,500万円)を超える。製造会社名はLop County Meixin Hair Product Co. Ltd.。

 

米関税法では、強制労働等によって、全部又は一部が製造、採掘等された物品の輸入は禁止され、財務長官が対象物品等を指定することができる(19 U.S.C.§1307)。

 

CBPは強制労働等によって製造等された貨物で、輸入禁止対象とされる貨物のリストをホームページ上で掲載しており、その製造者も特定している。同リストには中国、ブラジル、インド、マレーシア、メキシコ、ネパール等10か国以上の国からの輸入品とその製造者名が指定されているが、中国企業の指定が圧倒的に多い。

 

中国以外ではマレーシアの使い捨て手袋大手のトップ・グローブ社(Top Glove Sdn Bhd and Top Medical Sdn Bhd)の手袋が2020年7月15日に指定されたことが注目される。同社は医療用等の需要急増に対応するため製造拡大を図っているが、外国人労働者の不当な処遇に問題があると報じられている。

 

日本に関しても1994年6月12日以来刑務所でのビデオゲームやそのコネクタープラグの製造がリストアップされている。

 

CBPは米国の輸入者もサプライチェーンに強制労働等によって製造された貨物が混入しないようにする責任があるとして輸入関係者の注意を喚起している。

 

(出典:2020年7月1日付けのCBPのプレスリリース及びhttps://www.cbp.gov/trade/programs-administration/forced-labor/withhold-...等)