掲載:2025年5月27日
2025年5月19日(月)、AEO事業者連絡協議会(総会)を開催しました。
この協議会は、我が国のAEO制度の拡充と同制度の適正な運用への寄与、並びにAEO事業者様からの意見・要望等を集約し政策提言につなげていくことを目的として、2015年(平成27年)4月に発足して以降、コロナ禍を除き毎年開催してきており、今回がちょうど10回目の開催となりました。
今次協議会の冒頭には、財務省関税局の藤中業務課長による開会挨拶をいただきましたが、AEO制度の重要性に言及しつつ、更なる発展及び拡大に努めて行きたいとの力強いメッセージがとても印象的でした。
その後、議事に入り、まず、輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社様から、「NACCSの進化の歴史」と題しご講演をいただきました。NACCSが航空貨物の輸入通関システムとして稼働を開始した1978年から、航空貨物と海上貨物の輸出入に関連する総合物流情報プラットフォームとなった現在に至るまでの47年間のNACCSの進化の歴史や、本年10月に予定されている第7次NACCS更改等についてご説明いただきました。
続いて、税関・AEOセンター様から、「AEO制度の運営について」と題し、AEO制度の概要や法令遵守体制の整備に加え、直近の監査における指摘事項やグッドプラクティスについてご説明いただいたほか、当連絡協議会の事務局を務める(公財)日本関税協会からも、前回会合(2024年5月)後の主な動きと今後の主な活動予定を報告いたしました。
それぞれの説明に対し大変多くの質問が寄せられ、AEOの適正かつ効果的な運用にかかる事業者様からの関心の高さが窺えました。また、協議会終了後に実施したアンケートにおいては、「NACCSの歴史等いつもとは異なる視点があり、興味深かった」、「NACCS更改のご説明はタイムリーで、今後の業務に非常に役立つと思った」、「AEO事業者のグッドプラクティスが大変参考になった」、「AEO制度の再確認が出来て良かった」等のお声をいただき、AEO制度のさらなる発展に向け、大変有意義な協議会となりました。
ご協力いただきました関税局・税関の皆様、及び、輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社様には、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
(公財)日本関税協会は、今後ともAEO制度の適正な運用に向けて協議会の運営に努めて参ります。今後ともご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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