掲載:2025年4月3日
3月25-27日、国際通関業連合会(IFCBA:International Federation of Customs Brokers Association)世界会議が京都で開催され、(公財)日本関税協会は、「AEO」に関するパネルディスカッションでモデレーターを務め会議に貢献しました。同会議には、20カ国以上から200名を超える通関業者および貿易関連の専門家が参加し、通関業や貿易を取り巻く環境変化等を踏まえつつ様々な視点から議論が行われました。
「AEO」に関するパネルには、日本、オーストラリア及び中国から3名のパネリストが参加し、各国AEO制度の進捗状況や課題等が紹介されるとともに、AEOが果たす安全・安心及び貿易円滑化にかかる重要な役割が再確認されたほか、end-to-endのサプライチェーン強化に向けた相互承認や途上国支援の重要性等についても言及が行われました。
また、官民対話・協力を通じたAEO制度の更なる発展についても繰り返し言及され、(公財)日本関税協会が事務局を務めている「AEO事業者連絡協議会」の重要性を再認識する良い機会となりました。(公財)日本関税協会は、今後も協議会等の場を通じて、税関当局とAEO事業者の緊密な連携に貢献していきます。