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AEO事業者連絡協議会の分科会(第10回)を開催しました

掲載:2025年2月6日

 

 

 

 2025年1月30日、AEO事業者連絡協議会の「通関・物流事業者分科会」を午前に、「製造・輸出入事業者分科会」を午後にそれぞれ開催しました。

 本分科会は、我が国のAEO制度の拡充と同制度の適正な運用への寄与、並びにAEO事業者様からの意見、要望等を集約し政策提言につなげていくという協議会の目的を達成するため、AEO事業者を二つのグループに分けた分科会(「製造・輸出入事業者分科会」及び「通関・物流事業者分科会」)を置き、それぞれの事業特性を踏まえながら、AEOにかかる理解促進と、制度の更なる利便性向上に向けた意見交換を行うことを目的としており、今回がちょうど10回目の開催となりました。

 

 今次分科会では、まず、財務省関税局様から「最近のAEO制度を取り巻く状況について」についてご紹介いただいた後、ボランタリーに手を挙げてくださったAEO事業者様による経験の共有が行われました。また、税関・AEOセンター様から「AEO制度を円滑に運営する上でのポイント」についてご紹介いただいたほか、日本関税協会からも「第4回「AEO制度の活用と効果について」調査結果の概要(速報)」を報告しました。

 

 企業発表においては、午前に開催された「通関・物流事業者分科会」では、株式会社上組様から「AEO事業者として ―取り組みと現状について―」と題し、また、午後に開催された「製造・輸出入事業者分科会」では、日本モレックス合同会社様から「AEO制度の特定輸出者としての取り組み 実践と事例について」、JX金属株式会社様から「AEO制度への取り組みについて」と題し、それぞれAEO事業者としての経験を発表いただきました。それぞれの発表に対し数多くの質問が寄せられましたが、全ての質問に各発表者の方々が丁寧にご対応いただいたのが印象的でした。分科会終了後に実施したアンケートにおいても、税関ご当局や企業発表に対し「AEO制度への取り組みにとどまらず、貿易全般に関するご紹介があり、とても勉強になりました」、「具体的な運用方法等についてお話しいただき、大変参考になった」、「自社と比較し考える部分が多かったです」等のお声をいただき、AEO制度の適正な運用及び課題の解決に向け、大変有意義な分科会となりました。

 今次分科会での発表に手を挙げていただきました株式会社上組様、日本モレックス合同会社様及びJX金属株式会社様、並びにご協力いただきました税関ご当局に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 日本関税協会は、今後ともAEO制度の適正な運用に向けて協議会の運営に努めて参ります。今後ともご協力賜りますようよろしくお願い申しあげます。