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Trust the process

最後まであきらめずに取り組めば結果は必ずついてきます!

2023年度通関士養成通信教育講座(受験回数1回)

全国通関士模試受験

(匿名希望 様)

 

■通関士試験の受験を決めたきっかけ

 会社でインボイスを見たことがきっかけです。また、所属している部署のほぼ全員がとある国家資格保有者で構成されていたため、自分も〇〇士になろうと受験を決意しました。他の資格も検討しましたが、これから会社員として働く中で選択肢が増えると思った「通関士」を選びました。

 

■学習スケジュール(学習初期~中期~受験直前期それぞれの学習方法)を教えてください。

 受験前年の10月から勉強をはじめたので、まる1年間勉強したことになります。

 合格した今だからこそ言えることかもしれませんが、少し開始時期が早すぎたと感じています。勉強や暗記に自信がある人は当講座が始まる4月からでも十分間に合います。私の場合、途中で完全にモチベーションが切れて7,8月はあまり勉強していませんでした。通関業法は試験2ヶ月前からで十分間に合います。関税法から勉強をスタートし、通関士試験の大枠をつかめたところですぐに通関実務にかかるのがベストだと考えます。

 

 

■主に利用した教材、活用方法、学習において工夫した点

 使用した教材は当講座で配布される参考書と他社参考書のみです。講座が始まるまでは他社参考書を読み、講座開始後3科目の参考書をざっと読み、その後過去問を何周も繰り返し解きました。振り返るとこのやり方は効率が悪かったです。縄文時代からわかりきっていることですが、過去問を先にみて傾向を掴んだ後に参考書を読んだ方が内容が入ってきやすいです。いきなり過去問を読んでもなんのことかさっぱりわからないと思いますが、過去問から読むことを強くおすすめします。教材については関税協会から配布されるもので全て網羅できます。やみくもに教材を増やすよりは、過去問とゼロ申を極めることが大切だと感じます。

 

■学習において苦労した点

 勉強の習慣をつけることに苦労しました。平日は2時間、土日は4時間勉強していましたが、この習慣がつくまでが長かったです。座敷童になるかと思うぐらい近所の図書館に入り浸りました。近所のコメダ珈琲の売り上げにもかなり貢献した自負があります。

 また、通関実務を解くモチベーション維持にも苦労しました。というのも、通関実務は分類と順番を間違えると芋づる式に大問ごと逝ってしまう可能性があるからです。試験直前の仕上げ段階でも平気で輸出・輸入申告ともに全問間違いを叩き出していました。試験本番では結果だけで合否が出ますが、練習の時は丁寧に採点して、芋づる全滅パターンでも落ち込まずに冷静に分析してくだい。

 

■本試験直前、試験当日(移動中や休憩時間)の過ごし方

 前日は23時ごろに就寝、特別なことはせず普段通り過ごしました。当日はブドウ糖のラムネを8000粒ほど食べました。

 

■受験を振り返って、やっておけばよかったと思うことはありますか?

 関税協会の模試を受けておけばと思っています。模試も料金に含まれていると勘違いしており、申し込み期限に間に合わなかったので他社の模試を受験しました。結果はD判定で3科目共に6割を越えられず、帰りの電車で半泣きになったことは今でも覚えています。あの悔しさと危機感がなければ最後の追い込みがかけられなかったと思います。

 

■通関士資格の取得前後で、仕事内容に変化はありましたか?またどのように変わりましたか?

 直接的な変化はありませんが、上司に褒めてもらえましたし、以前より自分の発言に自信をもつことができています。また、通関士を目指して転職することも視野に入れており、自分の中で選択肢があることが気持ちの余裕に繋がっています。(勉強に全振りしすぎて彼女から別れを切り出されました)

 

■受験生に向けてのメッセージ・アドバイス等があればお願いいたします。

 57回試験は合格率が高い年でしたが、過去5年の中ではもっとも難易度が高かったと感じている方が多いと思います。私もその1人です。特に第2科目の関税法等は初見の問題が多く、あやうく2科目目で帰るところでした。しかしお昼休みに聞いたファンキーモンキーベイベーズの「あとひとつ」で心を奮い立たせ、フラットな気持ちで通関実務を解くことができました。最後まであきらめずに取り組めば結果は必ずついてきます!これから受験する皆様の成功を祈っております。