沖縄テレビより沖縄のサンマ裁判に関する取材を受けました。
同局では現在「サンマ デモクラシー」というドキュメンタリー番組を制作中で、その内容は、本土復帰前の沖縄で起きたサンマの関税に関する裁判をきっかけに、沖縄で大衆運動が高まり、その後の知事公選の獲得等を経て、本土復帰に辿り着いたというものです。

当協会発行『貿易と関税』2002年12月号掲載の「沖縄におけるサンマ裁判」（島田雄一著）では、サンマ裁判の経緯が克明に描かれており、沖縄本土復帰の経緯に関する貴重な資料の一つとして上記番組で紹介される予定です。

同記事は「戦中・戦後の税関史発掘」という連載の一記事で、先人たちの残した記録や足跡を後生に伝え、過去を知ることで今後の活動に資するという趣旨のものです。
発行から17年以上経った記事が再び脚光を浴びることとなり、当協会発行物の資料的価値を示す一例といえます。

（番組情報）
民教協スペシャル「サンマ デモクラシー」
高等弁務官 vs 沖縄の人々（ウチナーンチュ） 「サンマ裁判」から始まる「民主主義」と「自治権」を賭けたオキナワの闘いを描く！
（2020年２月11日、テレビ朝日系にて放送予定）