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2年間の頑張り、努力は合格を期待するに値すると心から思えました

だらだら勉強しないために、「受験は3回だけ」という意識のもとで取り組みました

平成26年度・通関士養成通信教育講座受講(受験2回)
網本 温子さん(山九株式会社勤務)

【はじめに】

私は会社の同僚等の話を聞いて、通関士試験が決して甘くないことは理解していましたので、受験を志した際に「3回本気で受験してダメなら潔くやめよう」と心に決めて勉強に取り組みました。結果として、2回目で合格することができましたが、一定のモチベーションと、勉強の時間と質を維持できた結果合格できたので、だらだら勉強しないためにも、この「3回だけ」という意識での取り組みは良かったと思っています。
昨年の試験後すぐに自己採点をし、三科目目の実務がギリギリ(各資格専門学校、日本関税協会、それぞれ回答速報の答えが違っていました)で、合格発表当日まで、まさに悶々とした日々を送っていました。合格日前に期待して落ち込むのが嫌で、ダメだったと早めに思い込んで気持ちを切り替えようとしましたが、やはり心のどこかであきらめ切れませんでした。結局、「無理に気持ちを切り替えたりせず、ドキドキ期待しながら発表日まで待ってみよう。それでだめなら、しっかりと落ち込もう」と思うことができました。自分の2年間の頑張り、努力は、期待するに値すると心から思えたからです。
 

【1年目】

使用教材

  • 『通関士 合格ハンドブック』(片山立志氏著/日本能率協会マネジメントセンター出版)
  • 『通関士 過去問スピードマスター』(TAC株式会社出版)
  • 『ゼロからの申告書 2013年度版』(日本関税協会出版)
  • 『通関士試験 まるわかりノート 2013年度版』(日本関税協会出版)
  • 2013年 全国通関士模試(日本関税協会)
     

1年目は基本的に上記の教材を使い、独学で勉強していました。勉強時間は、1年目のトータルで450時間ほどです。平日は2~3時間、土日は遊ぶと決めた日以外はすべて勉強に費やすというスタンスでした。8月の模試を目標に勉強しましたが、通関実務はおろか、関税法も全く合格ラインに達していませんでした。慌てて某専門学校の模試形式の講座に申込み、8、9月の追い込みをしました。通関業法と関税法は何とかパスしましたが、通関実務が15点で不合格、という結果でした。
 

【2年目】

使用教材

  • 通信教育講座テキスト、課題』
  • 『通関士試験問題・解説集』
  • 『ゼロからの申告書 2014年度版』(日本関税協会出版)
  • 『通関士試験 まるわかりノート 2013年度版』(日本関税協会出版)
  • 2014年 全国通関士模試(日本関税協会)
  • 2014年 通関士模試(某専門学校)
  • 2014年 オンライン通関士模試(日本関税協会)
     

2年目は前半2科目の基礎はできている自信はあったので、5月末からひたすら実務の申告書を中心に勉強しました。8月の模試で実務はまたも合格ラインには届きませんでしたが、1年目にはない手応えがありました。その後、通信教育講座の課題の問題や、オンライン模試、過去問を繰り返し説き、9月の模試で初めて合格ラインを越え自信がつきました。結果、冒頭にも書きましたが、2年目に実務18点というギリギリのラインで何とか合格することができました。

 

【使用教材について】

実際は上記に記した教材だけでなく、ほかのものも購入しましたが、結局時間がなく手を付けずじまいになってしまったものが何冊かあります。教材についての私の感想は、やはり日本関税協会から出版されている教材はクオリティーが高いということです。問題集で言えば、『通関士試験問題・解説集』、『ゼロからの申告書』は必須です。また、通信教育講座の課題やオンライン模試の精度も高く、これらを反復練習することでかなり力をつけることができたと思います。
 

【通関実務について】

ここ2年は関税法も難しくて手を抜けませんが、やはり受験者の最大の難関は通関実務であると思います。私は算数が苦手で、実務の計算にてこずりました。重量按分、価格按分、どちらも混ざって出題された通信教育の課題では、答えを見ながらでも理解するのに丸二日かかりました。昨年の試験問題(第48回)の計算は簡単でしたが、今後も気を抜けないと思います。『ゼロからの申告書』を最低2回は解き、さまざまな模試や過去問、「オンライン模試」を受講して、一つ一つ理解を深めていくことしか道はありません。品目分類や加算、不加算の暗記事項とバランスよく勉強していくことが大切だと思います。
 

【自分なりの勉強方法】

通関士の試験勉強の場合、申告書は机の上で勉強するのがベストかと思いますが、ものによっては隙間時間に勉強できるものがあります。私は、品目分類カードを自分なりにまとめて持ち歩いたり(例えば『通関士試験問題集・解説集』の後ろに掲載されている過去すべての出題分を切り取って携帯するのも良いと思います)、『まるわかりノート』の後ろの文章の穴埋め問題を切り取って持ち歩き、電車の中や昼休みなど隙間時間を見つけては目を通すように心がけました。5分あれば勉強はできます。社会人の方は、勉強時間の確保がまず難しいと思いますが、何とか自分の生活を見直し、勉強時間を捻出してほしいと思います。(ただし、最低限の睡眠時間は必要です。自分の体力、メンタルを客観的に見てベストなバランスを!)
 

【最後に】

多くの方が不合格を経験されていると思います。私も、受験は3回までと決めてはいましたが、1年目に不合格だったときは「落ち込む」というよりも「絶望」といった表現が的確なほど落ち込みました。それでも、また頑張ろうという気持ちを持つことができたのは、周りの人の支えのおかげです。合格は、会社の通関係の人から官報を見せてもらって知りました。本当に沢山の同僚、同期、上司、家族、友人、恩師から「おめでとう」と声をかけてもらい、心から頑張って良かったと思いました。また、2年目は通信教育講座の説明会で出会った同業他社の仲間と勉強を進めることができました。関税協会の通信教育講座を受講し、中身の濃い勉強をすることで合格することができました。本当にありがとうございました。