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NO PAIN, NO GAIN

~ 2年目は、「何かを変えなきゃいけない」と朝型勉強に切り替えました

平成26年度・通関士養成講習会受講(受験2回)
M.M.さん

【はじめに】

NO PAIN,NO GAIN 苦労なくして得られるものはない
私が通関士試験の勉強をした2年間。この言葉に励まされながら無我夢中で勉強しました。1年前、たくさん勉強したのにも関わらず残念な結果に落胆し、気持ちを切り替えて奮闘した1年間のことを、拙い文章ではございますが書かせていただきます。
これから勉強する方への参考にして頂けると幸いです。

【きっかけ】

講習会に参加したきっかけは、去年不合格が分かった際に父に言われた一言でした。
「お父さんは、お前が一発で受からなくてよかったて思っとる。中途半端な知識で合格しても通関士になってからが大変とぞ。もっと理解を深めて、一人前の通関士になれるように土台をしっかりしないといかんぞ」
この言葉を受けて、一年間の勉強内容を振り返りました。別の通信講座で勉強した1年前は、「なぜそうなるのか」ということを考えずに、ただやみくもに勉強していました。今思えば、それこそが丸暗記だったと思います。土台がしっかりしてなかったので、通関士試験特有のひっかけ問題に簡単にひっかかり、実務で1点足りずに不合格。
たった1点されど1点。この1点の壁が突破できていないということは、自分の理解が不足している証拠だと考え、独学の限界を感じ講習会に行くことを決めました。
数ある学校の中で日本関税協会の講習会を選んだ理由は、仕事で使用する書物に関税協会さん発行のものが多かったことと、通学するなら法律に関する知識が豊富でなお且つ税関の業務に精通している関税協会さんしかないと思ったからです。

【勉強時間の確保】

私は残業が多い通関業者で仕事をしていますが、同業の人はみな同じ環境の中で資格取得を目指しています。勉強する時間がないという言い訳は、絶対に使いたくありませんでした。
とは言え、残業でくたくたになりながら、家事をしてからの勉強というスケジュールはなかなかきついものがあり、机の上で寝てしまったことも多々ありました。
“不合格のときと同じ夜型勉強ではダメだ、何かを変えなきゃいけない”と思い、考えついたのが朝型勉強でした。
朝活をすることで、すっきりした頭で勉強することができました。また、会社に行くまでのリミットがあり、時間に追われながら勉強することで記憶がよく定着しました。
また、自分が集中できるのは1時間だと分かったので、1時間家で勉強し、会社に着いてまた1時間勉強する、というリズムを確立しました。
参考までに、家を出るまでのタイムスケジュールを下記に記載しておきます。

 5:00 起床
 5:15 勉強開始
 6:15 出勤準備
 7:00 家を出る
 7:45 会社到着/勉強開始
 9:00 始業

最初は早起きに慣れず二度寝することもありましたが、慣れてしまうと健康的にも勉強の効率的にも良く、一石二鳥でした。
また、「朝2時間勉強するのだから、夜は好きなことをして過ごす」と決め、勉強のプレッシャーを感じることなく過ごせました。抜け道があったからこそ、強いストレスを感じることもなく勉強を続けることができました。
ですが、早く起きるために12時迄には寝るように心掛けていました。

【勉強方法】
  • 12月~3月:不合格が分かった翌週の12月から勉強を始めました。
    とりあえず、授業が始まるまでは3科目の実務に重きを置き、関税評価と品目分類をざっくりと勉強していました。

関税評価:関税定率法テキストの「課税価格の決定」を2回程読み込んだあと、『関税評価303』をさらりと一読。
文章が多く、すぐに飽きてしまうので、間違えたところだけはチェックしながら岩盤浴や日向ぼっこ等しながらだらだら読んでいました。

品目分類:アイフォンのレコーダーを活用し自分の声でリスニング問題を作る。
たとえば、【天然黒鉛・・・・・(3秒ほど空けて)25類】 というように、自分の声を聞きながら答えを声に出して演習しました。
暗記は非常に苦手でしたが、この方法でだいたいの品目は覚えることができました。

 

  • 4月~7月:この4ヶ月は、講習会があったため講習会に沿った学習方法で勉強しました。

予習・復習の中で、特に予習をしっかりする
講習会で進むテキストの箇所を、2回は読んで授業に備えました。しっかり読みこむのは大変だったので、軽くさらっと読んでいました。
予習である程度の土壌を作り、講習会で土壌を整備し、復習でその土壌をしっかり固めるようなイメージです。
そのためには予習をしっかりしておかなければ、せっかくの素晴らしい先生達の講義が無駄になってしまうので、特に重きを置きました。
予習で疑問に思った箇所に付箋を貼っておき、理解できたら「なぜそうなるのか」をテキストに直接書き込んでいました。

疑問が解けなかった部分については、個人的に質問をして理解を深める
講習会で先生方は、私たちの理解を深めてくれるように教えて下さいました。
丸暗記ではなく、なぜそうなるのか、だからこうなるのか、というふうに納得しながら理解することができました。

平日の取組み(平均2時間)
予習 :教科書を2度さらっと読み、疑問におもったところに付箋をつける
講習会:分からないところは、講習会の最後に質問して解決し講義は録音する
復習 :講義でやった箇所をもう一度読み込む。問題解説集を解く(一巡目)

土日の取組み(平均3~5時間)
『問題・解説集』を解く(二巡目)
まだ、通関実務の授業がないときでも、関税評価303を読み込む(基本は2回、間違えたところは最低4回)
『ゼロからの申告書』をトータルで3回程解く
『計算問題ドリル』をトータルで2回程解く

 

  • 8月

通関業法:2年目だったので通関業法は模試の1週間前から勉強しました。

通関実務対策:『ゼロからの申告書』になれてしまったので、ヒューマンアカデミーの『実務対策問題集』を購入し、一日に輸出入申告書の問題を各一問ずつ解いていました。特別答練で先生が教えて下さった、『問題・解説集』の実務で出題されるところだけを何度も解きました。

 

  • 9月:体調管理に気をつける(マスクの着用、手洗いうがいの徹底)。
    新しい問題に手をつけずに、間違えた箇所や講習会で配られたプリントをひたすら復習。

 

  • 一週間前:『ゼロからの申告書』やヒューマンアカデミーの『実務対策問題集』の類注をひたすら読む。問題で使われる類注は、特に狙いを定めて熟読しました。
     
【本試験】

本番はかなり緊張しましたが、深呼吸をして自分を落ち着かせました。
そして、3科目終了のチャイムの音と同時にガッツポーズしました。
かなりの手応えがあり、合格を確信しました。

【最後に】

一年前、猪突猛進でひたすら勉強したのに不合格。たくさん泣いて落ちこんだ日から、奮起して目標を達成するまでの時間はあっという間でした。
いつも電話で励ましてくれた家族、講習会がある日は仕事の負担を背負ってくれた会社の仲間、そして一から十までフォローしてくださった関税協会の皆様方のおかげでここまでくることができました。本当に感謝しております。
やっとスタート地点に立てたので、これからは一人前の通関士となれるよう努力を怠らず精一杯頑張っていきます。