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通関実務答練で学んだことがあと一点の得点につながりました

~ 輸入申告書の満点で、輸出申告書でのハプニングも取り戻せました ~

平成26年度・通関士養成通信教育講座受講(受験7回)
匿名希望

【はじめに】

私は7回目の受験でようやく合格することが出来ました。
今まで諦めないで受験し続けてきて、本当に良かったと思います。
6回目の受験までは、試験問題の答え合わせをしても何故自分の答えが間違えているのかが良く理解出来ないでいました。7回目の受験にあたっては「今までの勉強方法では合格できない」と思い、関税協会の通信教育講座を受講しました。初めての受験の時は他校の講座を受講し、それ以降はその時に使っていた教材を何度も繰り返し読んで6回目まで受験したのですが、あまり奥深くまでは触れていなかったのか本試験は本当に難しく感じました。
関税協会の講座を受講し、今まで勘違いして解釈していたこと、思い込み等が沢山あったと思いました。テキストを読んでも理解できないことが沢山出てきましたが、その度に受講生専用サイトからメールで質問できたので良かったです。
きっと、とんちんかんな質問を何度もしていたのだと思いますが、いつも早急に回答を頂いて本当に感謝しております。あと、通関実務の特別答練に参加出来たことも合格に繋がったと思っております。「夏場くらいは休みたいし・・・」と参加するのを迷ったのですが、やっぱり参加して良かったです。
その時に学んだことで、おそらく足りなかった1点か2点を稼ぐことができて合格できたのだと思います。

【本試験の通関実務では予想外のハプニングが・・・】

実は私、今回の通関実務の試験中に想定外のハプニングに見舞われてしまいました。いつも使用していたメガネの調子が悪くて、申告書問題の別冊・関税率表の文字がはっきりと見えなかったのです。家で勉強していた時は全く問題なかったのですが、試験会場が薄暗かったので申告書の問題の別冊だけが非常に見づらかったのです。特に類の注とかは全く読めませんでした。家に帰って試験問題を自宅の電球の下で見たときは、全く問題なく見えました。あれは一体何だったんだろう? と今でも思います。申告書の問題は一番最後に解いたのですが、本当にパニックになりました。一番最初に解かなくて本当に良かったです。初めにパニックになっていたら、きっとショックで他の問題も解けなかったことでしょう。過去7回の受験の中で、こんなことは初めてでした。
申告書はもう全滅じゃないかと一瞬思いましたが、また来年受験するのは絶対に嫌だったので、「ここで諦めてはいけない、何とかしなくては」と思い、頑張り通しました。問題文にShelledはむき身と書いていなかったら、多分不合格だったと思います。でも輸出申告書は本当に見えなかったので、とりあえず一番数字の大きいものと、二番目に数字が大きいものと、一番数字が小さいものだけ当てずっぽうに何とか答えを埋めました。多分、それで1点は稼げました。
試験が終わった直後は茫然としていました。絶対に落ちたと思いました。
「あんなに頑張ったのに、こんなことで不合格だなんて何てことなの?」と思いました。家族にも「多分不合格だと思う」と言っていましたが、後日恐る恐るネットの回答速報で答え合わせをしたら、自己採点で輸入申告書の問題で満点を取れていたのにはかなりびっくりしました。もしかしたら合格かもしれない…と希望の光が見えましたが、申告書以外の通関実務が自己採点で8点、輸入申告書10点、輸出申告書1点と自己採点で19点でした。転記ミスとかも心配でしたので、合格発表までの約2か月間は不安で良く眠れませんでした。特に合格発表の前日は全く眠れませんでした。今回の試験結果は災い転じて福となり、本当に嬉しいです。

【勉強方法】

6回目の受験までは、特に勉強時間をはかっていませんでした。出来る時にやるという感じでしたので、もしかしたらあまり勉強時間を取っていなかったかもしれません。関税協会では最低300時間必要と聞いたので、今回は時間をはかりました。始めは毎日勉強する習慣をつけるのが大変でした。30分間、机に座っているのも苦痛でした。疲れたら休んで30分勉強したらまた休んで…ということを繰り返しているうちに、だんだんと机に向かうことが出来るようになりました。とにかく300時間に達するまでは頑張ろうと思い、毎日時間を計りました。当時は時間を計ることが目的になっていましたが、4月から計り始めて8月の終わりにやっと300時間を超えたので、そこからはもう時間に囚われずに勉強しました。
試験前日までに、多分380から400時間位かけたと思います。
私の場合、テキストの読み込みと申告書、計算問題にたくさんの時間をかけてしまい、通関士試験問題・解説集はやっと一周しただけでした。
3冊の補習シリーズドリル( 計算問題、関税評価、通関手続)も一周しかできませんでした。通関実務以外の勉強をあまりしていなかったせいか、模試の判定はDでした。このままでは合格できないと焦りましたが、もうテキストをじっくりと読んでいる時間がないので、模試後は課題と過去3年間の本試験問題を何度も解きました。「法令改正講座」のテキストもコンパクトに全体がまとまっているので、テキストの読み込みを止めてこれを2回位読みました。あと、『関税評価303』も役に立ちました。

【勉強するにあたって苦労したこと】

体調管理が大変でした。勉強する時間はあっても体調が悪いと勉強が出来ないので、食事内容には非常に気を使いました。私はチョコレートが大好きなのですが、食べると夜眠れなくなって睡眠不足に陥るので、試験が終わるまではセーブしました。コーヒーも好きですが、これも同様に眠れなくなるため、試験の2週間前頃からは飲まないようにしました。そのほかにも、小麦製品を食べると疲れやすくなるとか、私の場合は飲食の面でいろいろありました。夏は頑張りどころですが、いつも夏バテしてしまいます。梅は夏バテに良いという事を聞いたので、夏の間は毎日梅干しを食べていました。勉強が嫌になる時もありましたが合格したかったので、「来年また1年勉強するの?」と自分に問いかけ、「それが嫌なら今やるしかないでしょう!」と自問自答をしていました。嫌だ嫌だと思うとますます嫌になるので、嘘でもいいから楽しい楽しいと思うように自分に言い聞かせていました。

【最後に】

思いつくままにつらつらと書いてしまいましたが、読んで下さいましてありがとうございます。今回の試験で私が合格できたのも、関税協会の先生方のおかげです。どうもありがとうございました。そして、この6年半もの長い間協力してくれた家族に本当に感謝します。