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わからないと思ったことを掘り下げ過ぎないこと

問題文の書き方の傾向をつかみました

平成27年度・通関士養成通信教育講座受講(受験1回)
A.K.さん

【はじめに】

外資系に勤務し、輸出入に多少かかわっていましたが、専門的な知識は全くといっていいほどありませんでした。「貿易管理をしている他部署に異動できるかも」という機会と思惑があり、通関や関税法等の知識を身につけようと通関士試験の受験を決めました。
4月の通信講座開始から勉強を始め、テキスト、問題・解説集、課題提出、品目分類の暗記を、配付された学習計画表に沿って何とかこなしました。勉強したことをなかなか覚えられませんでしたが、「後半には知識がつながって理解が深まる」という先輩方の体験記を信じ、進めていきました。7月から使った『まるわかりノート』は、そのあとの頭の中の整理に役立ったと思います。

【教材・模擬試験】
  • 通信教育講座で配付された教材のみ使用
  • 全国通関士模試
【具体的な勉強方法】
  • 品目分類は、語呂合わせはかえって苦手なので、1類~97類まで数個ずつ固まりで覚えていきました(いくつかの品目番号は、生年月日やサッカー選手の背番号、区切りのよい数字等と結びつけました)。
    覚えにくい・間違えてしまう品名のみを単語帳に書き出しました。
     
  • 分かりにくいものは、Excelで表にして整理しました。
     ① 各種減免税
     ② 現実支払価格に含めるもの/含めないもの、加算するもの/しないもの
     ③ 課税価格決定の原則により課税価格を決定できない貨物の課税価格の決定方法
      (同種/類似輸入貨物の取引価格、国内販売価格からの逆算、製造原価への積み上げ)
     
  • 上記以外は、フリクションペンと付箋を多用して教材を活用しました。本試験までの短期間(6ヶ月)で勉強できる時間は限られており、また、教材の中にはポイントをうまくまとめた表や図も多いので、自分自身で作るリストやツールは極力控えました。
     
  • 『問題・解説集』は、間違えやすい箇所を復習して、ほぼ全問正解できるくらいまでやりました。『ゼロからの申告書』は、最低二回。間違えた問題は更にもう一回解きました。
     
【勉強時間】
  • 平日朝:1~2時間(もともと、朝は早く家を出てオフィス近くのカフェで読書や勉強をする習慣があります)
  • 平日夜: 週2~3回、2~3時間
  • 通勤時間: 片道40分(勉強していたのは半分くらい)
  • 休日: 2~8時間 (9月後半の5連休は、遠出せずに猛勉強しました)

 

【本試験】

通関実務で、輸入申告(オーストラリア経済連携協定)を先に解き始めましたが訳が分からず中断し、輸出申告(オイル)に移動するも、これも難しく中断。他の問題を泣きそうになりながら超特急で解いて輸入申告に戻りました。ある程度ここで点が取れなければ試験に受からないと腰をすえ、時間をかけて読み解きました。回答を記入し輸出申告に戻ったときには残り数分。5番目を、品目番号の末尾Xの中から適当に選んでマーク。この品目番号は2、3、4番目のどれかに違いないという番号で、2、3、4番目を同じ番号でマークするという荒技も。
結果として、輸入申告は申告価格も含め全問正解(嬉涙)、輸出申告は2問正解でした。

 

【最後に】

試験においてモチベーションの維持は重要です。私の場合、同僚に受験者がいたこと、模試をいくつか受験しましたがボロボロであったことが、やる気の継続につながりました。良きライバルを探し、模試を積極的に受験することを絶対におすすめします。