門司支部

会議等開催状況

会議等開催状況

 

【2023年度】【2022年度】【2021年度】【2020年度】【2019年度】【30年度】【29年度】【28年度】【27年度】【26年度25年度】【24年度

 

 2023年度に開催された会議研修等の結果報告です。

 

◇原産地規則オンライン説明会を開催

 9月6日(水)及び7日(木)の午前(輸入編)・午後(輸出編)において、日本関税協会門司支部は、長崎支部及び沖縄支部と共催で「原産地規則オンライン説明会」を開催しました。九州・沖縄地区に所在する3支部は、研修等の内容を充実させるとともに会員様の受講機会の拡大を推進するために連携を強化しており、今回のオンライン説明会では門司支部がホストとなり、長崎及び沖縄支部がサポートを行いました。
 説明会では、関税局・税関EPA原産地センター職員が、輸入編においては、①EPA概要、利用状況、②EPA原産地規則の概要、③日EU・EPA利用方法などについて、また輸出編においては、①輸出貨物のEPA利用のステップ、②RCEP協定利用方法の紹介、③日EU・EPA利用方法についての説明が行われました。
 3支部合計で、のべ167社215名の参加があり、説明会後のアンケートでは、理解度は「とても深まった」及び「ある程度深まった」との回答が輸入編では97.8%、輸出編では85.5%であり、有意義な説明会となりました。

オンライン説明会(輸入編)

オンライン説明会(輸出編)

 

 

 

◇【対面式】NACCS研修(海上保税・海上通関:中級者向け)を実施

 日本関税協会門司支部は門司通関業会と共催で、輸出入・港湾関連情報処理センター(株)(NACCSセンター)九州事務所副所長の山野井康裕氏を講師に迎え、8月30日(水)に会員のべ112名に対して、対面式の「NACCS研修(海上保税・海上通関:中級者向け)」を実施しました。
 研修では、海上貨物の保税業務及び輸出入通関業務についてのNACCS操作に関して、業務フロー図に沿って、事前に受け付けた質問等への回答も折り込みながら、具体的な入力方法や注意事項などに関する説明がありました。
 研修後のアンケートでは、受講者から「エクセルを利用した入力業務の省力化が勉強になりました。」、「便利機能の内容が非常に参考になりました。」など良好な反応がありました。また、「CYA後などしかできない事例をもっと詳しく資料に書いて欲しい。」などの要望もありました。
 門司支部では、今回のアンケート結果も踏まえて、今後の研修を企画してまいります。

講師:NACCS九州事務所 山野井氏

研修の風景

 

 

◇オンラインNACCS研修(海上保税・海上通関:初任者向け)を実施

 日本関税協会門司支部は門司通関業会と共催で、輸出入・港湾関連情報処理センター(株)(NACCSセンター)九州事務所副所長の山野井康裕氏を講師に迎え、6月28日(水)、29日(木)及び30日(金)に会員等214名(3日合計)に対して、海上貨物に係るNACCSでの保税蔵置場への搬入や搬出等の業務及び輸出入通関業務について、業務フロー図や入力画面を例示して具体的な入力方法や注意事項などに関する「オンラインNACCS研修(海上保税・海上通関:初任者向け)」を実施しました。

 研修後のアンケートでは、受講者から
「業務歴は長いが、今まで現地で開催されるNACCS研修会等には距離や人員の関係で殆ど参加することが出来なかったので、WEB研修は参加しやすく本当に助かっている。」、「資料がとても分かり易く、保税、通関の全体の基本的な流れを確認出来てよかった。」、「近年、海上輸出入通関件数が増加しており、非常に役立つ研修であった。」、「とても分かりやすい資料で今後NACCSを使用する際は参考にさせて頂きます。」、「実際のNACCS画面を表示してもらいながらでしたので非常にわかりやすかった。」、「訂正業務について説明してくださったので助かりました。」などの反応があり、また、「今後とも初任者向け、中級者向け、上級者向けの研修の開催をお願いしたい。」、「今後も応用編なども含め定期的に開催してほしい。」などの要望もありました。

 門司支部では、今回のアンケート結果も踏まえて、今後のオンライン研修を企画してまいります。

講師:NACCS九州事務所 山野井氏

画面:オンライン研修

 

 

◇令和5年度 門司支部定時総会等を開催

 6月7日(水)、JR九州ステーションホテル小倉(北九州市小倉北区)において、令和5年度支部総会等を開催しました。午後3時から定時幹事会及び保税役員全体会議、4時から総会、4時50分から時局講演会、5時50分から意見交換会と一連の行事が滞りなく進行しました。

定時幹事会

保税役員全体会議

 

 新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことから4年ぶりに1社あたりの人数制限のないフル規格開催となった総会には、約220名が出席、門司支部長 津田 純嗣 氏の開会挨拶、門司税関長心得 川口 隆 氏の来賓挨拶に続いて、昨年度の事業報告、決算報告、本年度の事業計画、予算案について議案審議が行われ、満場一致で承認されました。

津田 支部長 開会挨拶

川口 税関長心得 来賓挨拶

総会風景

 

 また、時局講演会では、株式会社トレードワルツ 取締役COO、CMO 染谷 悟 氏を講師にお招きし「トレードワルツがつくる貿易の未来~最新状況~」と題し、貿易の現状及び課題、将来的なビジョン、そして現状と目標のギャップを埋めるために進める貿易デジタル化の内容などについてご講演をいただきました。

染谷 講師 講演

受講風景

 

 

 

 

◇オンライン保税研修(初任者向け)を開催

 5月19日(金)、22日(月)及び23日(火)、日本関税協会門司支部は、門司税関監視部保税地域監督官の 松本篤志 氏を講師に、保税業務担当の初任者向けに、保税業務の基礎知識として①保税地域の種類・機能、②保税地域の役割、③見本の一時持出、④廃棄と滅却、⑤保税運送などについて「オンライン保税研修(初任者向け)」を開催しました。

 研修後の受講者アンケートでは、
 「異動したばかりで保税に関して全くの初心者だったため、保税地域とはなにか、各手続きが必要な場合はどんな時かなどを学ぶことができたので良かった。」、「保税地域のイメージ図があり、初任者には分かりやすかった。」、「序盤に輸入や輸出、保税地域などの基礎的な用語の説明があったことが良かった。」、「フロー説明が多く、理解しやすい。」、「日々の作業している内容の意味合いを再確認出来た。」、「輸出入関係の業務の流れが分かりやすく大変勉強になった。」、「輸出入、保税地域といった基礎的な言葉の解説や分類分けを改めて勉強でき、大変参考になった。」「保税地域の種類と機能・蔵置期間をまとめて説明していただいたので、わかりやすくて良かった。」、「どのような流れで貨物が動いているのか分かった。」、「保税の基礎が網羅されており、今後の社内研修にも活かせるような内容で非常に助かる。」など良好な反応がありました。

 また、「コロナも落ち着いたので、対面式の研修会を増やしていってほしい。」、「今後もオンライン研修の継続を希望する。」、「階層別のオンライン研修を定期的に実施してもらいたい。」、「中級者向け保税研修を企画して欲しい。」などの要望もありました。

 門司支部では、アンケート結果も踏まえて、今後のオンライン研修を企画してまいります。

 

    講師:松本上席調査官     内容に一部(用語の説明)