【2024年度】【2023年度】【2022年度】【2021年度】【2020年度】【2019年度】
2023年度に開催された会議研修等の結果報告です。
2月から3月にかけて、管内各地区において門司税関と関税協会門司支部保税部会との不正薬物等の密輸防止等に関する覚書(MOU)に基づく「MOU連絡会及び保税研修」が開催され保税関連企業のべ219社339名(既報分を含む全受講者)が参加されました。
第一部のMOU連絡会では、管轄署所の保税担当官から直近の密輸動向と摘発実績及び税関からの依頼事項が説明され、続く第二部の実務担当者を対象とした保税研修では、保税業務に係る全国及び門司税関管内における非違発生状況、個別の非違事例の説明及び適正な貨物管理のために注意する事項について説明がありました。
MOU連絡会及び保税研修に多くのご参加をいただき、ありがとうございました。
3月7日(木)福岡港湾合同庁舎(福岡市博多区)において、博多地区の保税関連企業のべ75社102名(午前38社54名、午後37社48名)が参加し、門司税関と関税協会門司支部及び関税協会門司支部保税部会との不正薬物等の密輸防止等に関する覚書(MOU)に基づく「MOU連絡会及び保税研修」が開催されました。
会議の冒頭、博多税関支署の平田次長から、令和5年の全国における不正薬物の密輸入に関する説明があり、特に覚せい剤の密輸入が増加していることが説明されました。また、密輸阻止のために不審な貨物や不審な人物等に関する情報提供の依頼がありました。
その後、第一部のMOU連絡会では、同支署保税取締部門の池内上席監視官からMOU連絡会の趣旨、経緯の説明、並びに直近の密輸動向と摘発実績及び税関からの依頼事項が説明されました。
平田次長のご挨拶 |
池内上席監視官の説明(MOU) |
続く第二部の実務担当者を対象とした保税研修では、中尾統括監視官(保税取締部門)から全国及び門司税関管内における非違発生状況、個別の非違事例の説明及び適正な貨物管理のために注意する事項について説明がありました。
その後、税関からの説明事項として保税総括部門の飯田監視官から本年1月の保税関係通達改正についての説明がありました。
中尾統括監視官の説明(保税研修) |
飯田監視官の説明(通達改正) |
最後に篠崎統括監視官(保税総括部門)から適正な貨物管理のための社内教育の重要性や内部監査の必要性について説明されるとともに、情報提供及び保税取締に対する協力へのお願いがありました。
篠崎統括監視官の説明(協力依頼) |
受講風景 |
受講者は講師の説明に熱心に聞き入りながらメモをとるなど、有意義な連絡会となりました。
2月27日(月)門司港湾合同庁舎(北九州市門司区)において、本関地区(本関、田野浦、苅田、北九州空港等)の保税関連企業のべ63社100名(午前24社37名、午後39社63名)が参加し、門司税関と関税協会門司支部及び関税協会門司支部保税部会との不正薬物等の密輸防止等に関する覚書(MOU)に基づく「MOU連絡会及び保税研修」が開催されました。
会議の冒頭、監視部の渡邊次長から、日頃からの保税行政に対する謝辞及びMOU連絡会の趣旨、経緯及び最近の保税行政に係る動きについての説明がありました。その後、第1部のMOU連絡会では、統括監視官(保税部門担当)の石松上席監視官から、直近の密輸動向と摘発実績及び税関からの依頼事項が説明されました。
渡邊次長のご挨拶 |
石松上席監視官の説明 |
続く第2部の実務担当者を対象とした保税研修では、保税地域監督官(検査部門担当)の松本上席調査官から全国及び門司税関管内における非違発生状況、個別の非違事例の説明及び適正な貨物管理のために注意する事項について説明がありました。その後、税関からの説明事項として原田保税地域監督官から本年1月の保税関係通達改正についての説明がありました。
松本上席調査官の説明 |
原田保税地域監督官の説明 |
続く第3部では、監視部独自の施策としてNACCS九州事務所の山野井副所長を講師に海上NACCS研修が行われました。
山野井講師(NACCS研修)の説明 |
受講風景 |
研修等の開始前及び終了後には、受講者からの個別の質問に対応するなど、有意義な連絡会及び研修となりました。
2月22日(木)徳山港湾合同庁舎(山口県周南市)において、徳山地区の保税関連企業23社40名が参加し、門司税関と関税協会門司支部保税部会との不正薬物等の密輸防止等に関する覚書(MOU)に基づく「MOU連絡会及び保税研修」が開催されました。
会議の冒頭、徳山税関支署の三輪次長から、令和5年の全国の税関における不正薬物の摘発状況の紹介、また来年4月から開催される大阪・関西万博等に関し、テロ関連物資の流入阻止への協力依頼がありました。
その後、第1部のMOU連絡会では、同支署の石丸統括監視官からMOU連絡会の趣旨、経緯の説明、及び直近の密輸動向と摘発実績及び税関からの依頼事項が説明されました。
三輪次長のご挨拶 |
石丸統括監視官の説明(MOU) |
続く第2部では、徳山税関支署独自の施策としてNACCS九州事務所の山野井副所長を講師に
海上NACCS研修が行われました。
山野井講師(NACCS研修) |
受講風景 |
その後、同支署で保税を担当する溝川監視官から全国及び門司税関管内における非違発生状況、個別の非違事例の資料に基づき、適正な貨物管理のために注意するポイントについて社内での二次研修で活用していただくよう説明がありました。
研修等終了後には、徳山税関支署担当者及びNACCS担当者が受講者からの個別の質問に対応するなど、有意義な連絡会及び研修となりました。
日本関税協会門司支部は、2月8日(木)に大分市において、門司通関業会と共催で輸出入・港湾関連情報処理センター(株)(NACCSセンター)九州事務所副所長の山野井康裕氏を講師に迎え、会員のべ28名に対して、対面式の「NACCS研修(海上保税・海上通関:中級者向け)」を実施しました。
研修では、海上貨物の保税業務及び輸出入通関業務についてのNACCS操作に関して、業務フロー図に沿って、具体的な入力方法や注意事項、実際にあった照会事例や便利機能などに関する説明がありました。
研修には、大分県のほか山口県、福岡県及び宮崎県からの参加もあり、NACCS研修に対する関心の高さが伺えました。
また、研修後のアンケートでは、受講者から「知識として知っていることもあったが、その背景や周辺のことも分かり勉強になった。」、「たくさんの便利機能を紹介いただいたので、活用していきたい。」など良好な反応がありました。また、「講習の具体的な内容(資料の目次の概要程度)が募集の際に分かると申込の参考になる。」などの要望もありました。
門司支部では、今回のアンケート結果も踏まえて、今後の研修を企画してまいります。
講師:NACCS九州事務所 山野井氏 |
研修の風景 |
1月24日(水)、大分センチュリーホテル(大分市)において、大分地区懇談会を開催しました。
門司支部参与 日本通運㈱大分支店長 國門 博史 氏の主催者挨拶に続いて、大分税関支署長 中野 公彦 氏から大分県内の貿易動向及び大分空港やクルーズ船による入国旅客の状況などの紹介を含めた来賓挨拶の後、門司支部の活動報告を行いました。
國門支部参与 開会挨拶 |
中野 大分税関支署長 来賓挨拶 |
その後、門司税関長 末永 広 氏による「最近における税関行政について」と題した講演会が開催され、インバウンド旅客の回復に伴い不正薬物の密輸が増えていることなど興味深い話があり、参加者は熱心に聞き入っていました。
大分県で初めての税関官署は明治32年に設けられたことなど身近なことから、門司税関の現状、税関の3つの使命、SP貨物の増加による航空貨物の急増など最近の税関を取り巻く状況について説明していただきました。
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末永 門司税関長 講演 |
講演会風景 |
1月16日(火)、日南第一ホテル(宮崎県日南市)において、油津地区懇談会を開催しました。
最初に門司支部参与 日南商工会議所会頭 渡邊眞一郎 氏の開会挨拶、細島税関支署長 木藤一磨 氏の来賓挨拶に続いて、門司支部から事業報告、日南市 建設部 高速道・港湾整備対策室 室長補佐 川﨑 貞信 氏から「日南市における油津港の取組み」について説明が行われました。
渡邊 参与 開会挨拶 |
木藤 細島税関支署長 来賓挨拶 |
川﨑 日南市室長補佐 説明 |
続いて、門司税関業務部長 有田 直人 氏から「最近における税関行政について」と題した講演が行われました。
有田 門司税関業務部長 講演 |
講演会風景 |
油津港においては、令和5年度に国内外17回のクルーズ船の入港が予定されており、今後、太平洋側クルーズでのファーストポートを目指すポートセールスに注力するとの説明があり、税関からは引き続き迅速かつ適正な入国旅客の通関に尽力してまいりたいとの発言がありました。
12月12日(火)、13(水)、日本関税協会門司支部は、長崎支部及び長崎税関保税地域協議会と共催で、門司税関監視部保税地域監督官部門の 松本篤志 氏を講師に、承認工場の担当者向けに「オンライン保税研修(承認工場向け)」を開催しました。
研修後の受講者アンケートでは、
「承認工場における全体的な規則等が分かり良かった。」、「図による説明があり理解しやすかった。」、「記帳等が大切だと再認識した。」、「飼料規格(別表第4項)について、前段と後段の両方に該当する場合には前段に適用されることを知ることが出来て良かった。」、「夾雑物を含めた取扱いや、トレーサビリティなど説明を受けたことで自分の行う業務に対して改めて重要性を認識することができた。」、「最後にまとめがあり、わかりやすかった。」、「今回の資料を基に、弊社内の社員教育に努める。」など良好な反応がありました。
また、「引続きオンライン研修(その他の研修)をお願いします。」などの要望もありました。
門司支部では、アンケート結果も踏まえて、今後のオンライン研修を企画してまいります。
講師:松本上席調査官 |
内容の一部(飼料製造の条件) |
12月7日(木)、ホテル・ベルフォート日向(宮崎県日向市)において、細島地区懇談会を開催しました。
懇談会は、門司支部幹事のセンコー株式会社 常務理事 延岡支店長 伊達 真一 氏の開会挨拶で始まり、続く細島税関支署長 木藤 一麿 氏の来賓挨拶では、細島港では岸壁の整備が更に進められ東九州の物流拠点としてますますの発展が期待されていること、また宮崎空港では9月に国際線定期便が復便したことなどが紹介された後、門司支部事務局長から門司支部の活動報告を行いました。
伊達 支部幹事与 開会挨拶 |
木藤 細島税関支署長 来賓挨拶 |
引き続き、日向市商工港湾課長 中田 幸徳 氏による「細島港を核としたまちづくり~地域の宝「細島港」を生かして~」と題して、市の施策の状況を説明され貿易額が平成5年と比較して7倍以上に伸びていることなどの紹介がありました。
中田 日向市商工港湾課長 講演 |
講演の風景 |
最後に門司税関監視部長 石川 陽一 氏による「最近における税関行政について」と題した講演が行われ、出席者は興味深く聞き入ってメモを取るなど関心の高さが伺えました。
石川 門司税関監視部長 講演 | 講演の風景 |
11月22日(水)、オリエンタルホテル福岡博多ステーション(福岡市博多区)において、博多・福岡空港地区懇談会を開催しました。門司支部常任幹事 博多港運株式会社 代表取締役社長 村田 成生 氏の開会挨拶に始まり、博多税関支署長 黒木 利幸 氏及び福岡空港税関支署長 杉田 真一郎 氏から、所管支署の貿易動向等を交えた来賓挨拶をいただいた後、支部事業報告を行いました。
村田 常任幹事 開会挨拶 |
黒木 博多税関支署長 来賓挨拶 |
杉田 福岡空港税関支署長 来賓挨拶 |
議事終了後に門司税関長 末永 広 氏から「最近における税関行政について」と題した講演があり、100名超の出席者は時にメモを取りながら熱心に聞き入っていました。
聴講者からは、「不正薬物の摘発が2022年度まで7年連続で1トン超えており深刻な状況であることや、門司税関管内においてもインバウンド旅客の回復に伴って航空旅客からの不正薬物の摘発が増加しているとの説明を聞いて驚いた。」などの感想が聞かれました。
末永 門司税関長 講演 |
講演会風景 |
11月20日(月)、山口県萩市の「高大」において、萩地区懇談会を開催しました。
懇談会は、関税協会及び門司支部の事業報告に始まり、萩出張所長 末岡 直樹 氏による「萩港の貿易概況等」についての説明、続いて下関税関支署長 林田 尚也 氏による「最近における税関行政について」と題した講演が行われました。
参加者は最近の覚せい剤や金の密輸の摘発状況などに関心を示すとともに、萩港の開港維持に向けて本年の外国貿易船の入港状況や今後の見通しなどについての意見交換が行われ、有益で貴重な情報共有の場となりました。
末岡 萩出張所長 | 講演 林田 下関税関支署長 | 講演 懇談会風景 |
11月13日(月)、ロイヤルチェスター伊万里(佐賀県伊万里市)において、伊万里・唐津地区懇談会を開催しました。
懇談会は、門司支部参与の株式会社奈雅井 代表取締役社長 今泉 清美 氏の開会挨拶で始まり、続く伊万里税関支署長 浦川 朋久 氏の来賓挨拶では、伊万里港では船舶の輸出が増加し、唐津港では外航クルーズ船の入港が戻り来年以降も多くのクルーズ船の入港を期待しているなど伊万里港及び唐津港の動向が紹介された後、門司支部事務局長から門司支部の活動報告を行いました。
今泉 支部参与 開会挨拶 |
浦川 伊万里税関支署長 来賓挨拶 |
その後、門司税関調査部長 馬場 俊徳 氏による「最近における税関行政について」と題した講演が行われ、出席者の多くがメモを取ったりマーカーペンで資料に線を引くなど関心の高さが伺えました。
馬場 門司税関調査部長 講演 |
講演会風景 |
10月27日(金)、山口県岩国市の岩国国際観光ホテルにおいて、岩国地区懇談会を開催しました。
門司支部参与のENEOS株式会社麻里布製油所 所長 根本 裕一 氏の開会挨拶に始まり、岩国税関支署長 長岡 茂行 氏の来賓挨拶の後、日本関税協会本部及び門司支部の事業報告が行われました。
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根本 支部参与 開会挨拶 |
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長岡 岩国税関支署長 来賓挨拶 |
引き続き、地区会員からの業務紹介として、アルマティス株式会社 岩国工場 製造課長 岡田 達人 氏から同社岩国工場や製品についての紹介があり、参加者から本社が岩国市に立地した理由などの質問がありました。
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岡田アルマティス㈱製造課長 業務紹介 |
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業務紹介の風景 |
最後に門司税関長 末永 広 氏から「最近における税関行政について」と題した講演が行われ、出席者は興味深く聞き入っていました。
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末永 門司税関長 講演 |
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講演会風景 |
10月26日(木)、山口県周南市のホテルサンルート徳山において、徳山地区懇談会を開催しました。
門司支部参与の山九株式会社周南支店長 森 健太郎 氏の開会挨拶に始まり、徳山税関支署長 北島 伸彦 氏の来賓挨拶の後、日本関税協会本部及び門司支部の事業報告が行われました。
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森 支部参与 開会挨拶 |
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北島 徳山税関支署長 来賓挨拶 |
引き続き、門司税関長 末永 広 氏から「最近における税関行政について」と題した講演が行われ、参加者からは、1トンを超える量の不正薬物が7年連続で摘発されていることには驚いたとの声も聞かれました。
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末永 門司税関長 講演 |
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講演会風景 |
10月20日(金)、対馬市交流センター(長崎県対馬市)において、厳原地区懇談会を開催しました。
懇談会では、門司支部の活動報告が行われ、厳原税関支署長 福本 宏幸 氏の来賓挨拶及び門司税関と厳原税関支署の歴史や概況について、統括監視官 戸田 彰紀 氏から税関の3つの使命について、最後に比田勝出張所長 江口 功二 氏から2月に再開した韓国航路定期旅客船により急増する比田勝港の入国旅客等について、パワーポイントや資料を用いたわかりやすい説明をしていただきました。
また、昼食懇談会では、厳原港の韓国航路の再開や韓国からのインバウンド旅客の今後の動向に関することが話題となり、参加者の深い関心を集めていました。
福本 厳原税関支署長 来賓挨拶・講演 |
戸田 統括監視官 講演 |
江口 比田勝出張所長 講演 |
10月18日(水)、宇部興産ビルにおいて宇部地区懇談会を開催しました。
懇談会は、門司支部参与の宇部興産海運株式会社 代表取締役社長 椎木 耕造 氏の開会挨拶で始まり、下関税関支署長 林田 尚也 氏及び同支署宇部出張所長 和氣 義明 氏の来賓挨拶の後、門司支部の活動報告が行われました。
椎木 支部参与 開会挨拶 |
林田 下関税関支署長 来賓挨拶 |
和氣 宇部出張所長 来賓挨拶 |
その後、門司税関総務部長 伊藤 正人 氏による「最近における税関行政について」と題した講演会が開催され、明治5年に「運上所」から「税関」に呼称が統一されてから、途中、第二次世界大戦による税関官制の廃止、税関の再開を経て現在までの我が国における税関の変遷等についての説明のほか、税関の3つの使命についての説明が行われました。
伊藤 門司税関総務部長 講演 |
講演会風景 |
10月6日(金)、下関グランドホテルにおいて下関地区懇談会を開催しました。
(公財)日本関税協会の本部評議員で門司支部常任幹事の関光汽船㈱代表取締役社長 入谷 一成 氏の開会挨拶で始まり、下関税関支署長 林田 尚也 氏の来賓挨拶の後、門司支部の活動報告が行われました。
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入谷 常任幹事 開会挨拶 |
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林田 下関税関支署長 来賓挨拶 |
その後、門司税関長 末永 広 氏による「最近における税関行政について」と題した講演会が開催され、管内で初めての税関官署は下関に設けられたことや、税関の3つの使命、SP貨物の増加による航空貨物の急増など最近の税関を取り巻く状況について説明していただきました。
参加者からは、「不正薬物が7年連続で1トンを超えて検挙されていることに驚いた。」「急増するSP貨物の取締りの重要性を認識した。」などの声が聞かれました。
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末永 門司税関長 講演 |
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講演会風景 |
門司支部では、令和5年度の各地区懇談会を管内12地区で順次開催して参ります。その皮切りとして9月29日(金)、JR九州ステーションホテル小倉(北九州市小倉北区)において、北九州地区懇談会を開催しました。津田 純嗣 支部長(北九州商工会議所 会頭)の開会挨拶に始まり、門司税関総務部長 伊藤 正人 氏から来賓ご挨拶をいただいた後、支部の事業活動報告等を行いました。
津田支部長 開会挨拶 |
伊藤総務部長 来賓挨拶 |
議事終了後に門司税関長 末永 広 氏から「最近における税関行政について」と題した講演があり、税関の使命や目的、最近の貿易動向等の講演内容に約100名の出席者は時にメモを取りながら熱心に聞き入っていました。
末永 門司税関長 講演 |
講演会風景 |
聴講者からは、「ニュースなどで聞いて感覚としては分かっていたが、入国旅客の回復状況などが数字として良くわかった。」などの感想が聞かれました。
9月6日(水)及び7日(木)の午前(輸入編)・午後(輸出編)において、日本関税協会門司支部は、長崎支部及び沖縄支部と共催で「原産地規則オンライン説明会」を開催しました。九州・沖縄地区に所在する3支部は、研修等の内容を充実させるとともに会員様の受講機会の拡大を推進するために連携を強化しており、今回のオンライン説明会では門司支部がホストとなり、長崎及び沖縄支部がサポートを行いました。
説明会では、関税局・税関EPA原産地センター職員が、輸入編においては、①EPA概要、利用状況、②EPA原産地規則の概要、③日EU・EPA利用方法などについて、また輸出編においては、①輸出貨物のEPA利用のステップ、②RCEP協定利用方法の紹介、③日EU・EPA利用方法についての説明が行われました。
3支部合計で、のべ167社215名の参加があり、説明会後のアンケートでは、理解度は「とても深まった」及び「ある程度深まった」との回答が輸入編では97.8%、輸出編では85.5%であり、有意義な説明会となりました。
オンライン説明会(輸入編) |
オンライン説明会(輸出編) |
日本関税協会門司支部は門司通関業会と共催で、輸出入・港湾関連情報処理センター(株)(NACCSセンター)九州事務所副所長の山野井康裕氏を講師に迎え、8月30日(水)に会員のべ112名に対して、対面式の「NACCS研修(海上保税・海上通関:中級者向け)」を実施しました。
研修では、海上貨物の保税業務及び輸出入通関業務についてのNACCS操作に関して、業務フロー図に沿って、事前に受け付けた質問等への回答も折り込みながら、具体的な入力方法や注意事項などに関する説明がありました。
研修後のアンケートでは、受講者から「エクセルを利用した入力業務の省力化が勉強になりました。」、「便利機能の内容が非常に参考になりました。」など良好な反応がありました。また、「CYA後などしかできない事例をもっと詳しく資料に書いて欲しい。」などの要望もありました。
門司支部では、今回のアンケート結果も踏まえて、今後の研修を企画してまいります。
講師:NACCS九州事務所 山野井氏 |
研修の風景 |
日本関税協会門司支部は門司通関業会と共催で、輸出入・港湾関連情報処理センター(株)(NACCSセンター)九州事務所副所長の山野井康裕氏を講師に迎え、6月28日(水)、29日(木)及び30日(金)に会員等214名(3日合計)に対して、海上貨物に係るNACCSでの保税蔵置場への搬入や搬出等の業務及び輸出入通関業務について、業務フロー図や入力画面を例示して具体的な入力方法や注意事項などに関する「オンラインNACCS研修(海上保税・海上通関:初任者向け)」を実施しました。
研修後のアンケートでは、受講者から
「業務歴は長いが、今まで現地で開催されるNACCS研修会等には距離や人員の関係で殆ど参加することが出来なかったので、WEB研修は参加しやすく本当に助かっている。」、「資料がとても分かり易く、保税、通関の全体の基本的な流れを確認出来てよかった。」、「近年、海上輸出入通関件数が増加しており、非常に役立つ研修であった。」、「とても分かりやすい資料で今後NACCSを使用する際は参考にさせて頂きます。」、「実際のNACCS画面を表示してもらいながらでしたので非常にわかりやすかった。」、「訂正業務について説明してくださったので助かりました。」などの反応があり、また、「今後とも初任者向け、中級者向け、上級者向けの研修の開催をお願いしたい。」、「今後も応用編なども含め定期的に開催してほしい。」などの要望もありました。
門司支部では、今回のアンケート結果も踏まえて、今後のオンライン研修を企画してまいります。
講師:NACCS九州事務所 山野井氏 |
画面:オンライン研修 |
6月7日(水)、JR九州ステーションホテル小倉(北九州市小倉北区)において、令和5年度支部総会等を開催しました。午後3時から定時幹事会及び保税役員全体会議、4時から総会、4時50分から時局講演会、5時50分から意見交換会と一連の行事が滞りなく進行しました。
定時幹事会 |
保税役員全体会議 |
新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことから4年ぶりに1社あたりの人数制限のないフル規格開催となった総会には、約220名が出席、門司支部長 津田 純嗣 氏の開会挨拶、門司税関長心得 川口 隆 氏の来賓挨拶に続いて、昨年度の事業報告、決算報告、本年度の事業計画、予算案について議案審議が行われ、満場一致で承認されました。
津田 支部長 開会挨拶 |
川口 税関長心得 来賓挨拶 |
総会風景 |
また、時局講演会では、株式会社トレードワルツ 取締役COO、CMO 染谷 悟 氏を講師にお招きし「トレードワルツがつくる貿易の未来~最新状況~」と題し、貿易の現状及び課題、将来的なビジョン、そして現状と目標のギャップを埋めるために進める貿易デジタル化の内容などについてご講演をいただきました。
染谷 講師 講演 |
受講風景 |
5月19日(金)、22日(月)及び23日(火)、日本関税協会門司支部は、門司税関監視部保税地域監督官の 松本篤志 氏を講師に、保税業務担当の初任者向けに、保税業務の基礎知識として①保税地域の種類・機能、②保税地域の役割、③見本の一時持出、④廃棄と滅却、⑤保税運送などについて「オンライン保税研修(初任者向け)」を開催しました。
研修後の受講者アンケートでは、
「異動したばかりで保税に関して全くの初心者だったため、保税地域とはなにか、各手続きが必要な場合はどんな時かなどを学ぶことができたので良かった。」、「保税地域のイメージ図があり、初任者には分かりやすかった。」、「序盤に輸入や輸出、保税地域などの基礎的な用語の説明があったことが良かった。」、「フロー説明が多く、理解しやすい。」、「日々の作業している内容の意味合いを再確認出来た。」、「輸出入関係の業務の流れが分かりやすく大変勉強になった。」、「輸出入、保税地域といった基礎的な言葉の解説や分類分けを改めて勉強でき、大変参考になった。」「保税地域の種類と機能・蔵置期間をまとめて説明していただいたので、わかりやすくて良かった。」、「どのような流れで貨物が動いているのか分かった。」、「保税の基礎が網羅されており、今後の社内研修にも活かせるような内容で非常に助かる。」など良好な反応がありました。
また、「コロナも落ち着いたので、対面式の研修会を増やしていってほしい。」、「今後もオンライン研修の継続を希望する。」、「階層別のオンライン研修を定期的に実施してもらいたい。」、「中級者向け保税研修を企画して欲しい。」などの要望もありました。
門司支部では、アンケート結果も踏まえて、今後のオンライン研修を企画してまいります。
講師:松本上席調査官 | 内容に一部(用語の説明) |