CIPIC会員を対象とした税関見学会を実施

 

 平成29年2月22日、東京税関知財センター及び東京税関外郵出張所の協力を得て、CIPIC会員向け税関見学会を開催しました。

 当日は、東京税関外郵出張所職員による国際郵便物の流れ及び通関状況等の説明、外郵出張所内の税関検査場の見学、知財センター職員による最近の知的財産侵害物品の水際取締り状況等の説明が行われ、その後質疑応答が行われました。

 外郵出張所内の税関検査場の見学では、毎日輸入される大量の郵便物に対し、郵便物を利用して密かに輸入される麻薬や覚せい剤、模倣品といったものから、国民の安全・安心を守るといった社会のニーズに応えるべく、どのように効率性・効果性に取り組んでいるかについての説明を受けました。参加したCIPIC会員の皆様も高い関心をもって臨まれ、知財のプロの目で見た質問が相次ぎ、大変有意義な見学会となりました。 

 税関見学会に参加した会員の皆様は、日本税関の業務や知的財産の保護に係る役割について理解を深めて頂くとともに、国際物流の観点から自社の知的財産保護対策を考える良い機会になったものと思っています。CIPICとしては税関当局の協力を得つつ、引き続き税関見学会を開催していきたいと思っています。