CIPIC会員とASEAN知財担当裁判官との意見交換

 

2018年11月29日(木)、世界知的所有権機関(WIPO)及び特許庁が主催した「裁判官向け知的財産権取締り上級研修」が開催され、WIPOからの要請に基づき、「裁判官と権利者との意見交換」を実施しました。

 

当該研修にはASEAN地域の裁判官11名が参加し、11月27日から3日間東京において開催されたもので、権利者との意見交換は、最終日の午後に開催されました。意見交換には、CIPIC事務局及びCIPIC会員3社が参加しました。CIPIC事務局からCIPICの活動、及び会員各社から企業の模倣品対策を説明し、その後全員で、模倣品対策を進めるうえでの権利者と裁判官との連携等について意見交換を行いました。

 

参加者の間で「押収した模倣品の廃棄コストと環境を配慮した廃棄方法」、「電子商取引の発展に対する対応」、「模倣品犯罪に対する厳罰化」等の課題に関して活発な意見交換が行われ、双方の有する懸念に対する理解が深まり、非常に有意義な意見交換の場となりました。