WCO留学⽣がCIPIC会員企業を訪問

 

2025年5月19日(月)、世界税関機構(WCO)留学生として青山学院大学経営学研究科の「戦略経営・知的財産権プログラム」に在籍中の途上国税関職員が、知的財産侵害物品の水際取締りに関する授業の一環としてCIPIC会員企業を訪問しました。

 

当日は、会員企業側から、企業における事業活動、模倣品対策の基本方針、海外における各国別の具体的取組み及び摘発事例等についてプレゼンが行われ、WCO留学生と意見交換を行いました。

 

留学生側からは、権利者と途上国税関との連携強化、最新の模倣品対策技術の活用と途上国への展開、現地法律事務所(代理店)の活用等について質問が出され、訪問先権利者企業の担当者との間で活発な意見交換が行われました。

 

意見交換の前には、施設の見学をさせていただいたほか、実際に模倣品と真正品を手に取り、最新技術を使用した真贋判定方法についても説明が行われました。

参加した留学生からは、「企業の最新技術に触れることができたとともに、真贋判定の方法についても大変勉強になった。」、「企業の対策を知ることができ、模倣品に対する危機意識や税関の水際取締りの重要性への認識がさらに高まった。」等のコメントがありました。