日本関税協会は、財務省関税局等と共催で、国際物流と貿易の未来を考える「学生フォーラム」を本年2月25日に横浜税関で開催します。
学生フォーラムに参加する学生は、国際物流と貿易の未来について大きな関心を有している学生ばかりであり、国際物流と貿易の現状を見てもらう観点から、財務省関税局の主導により、関心ある学生を募集のうえ事前の企業訪問が計画されました。CIPICでは、知的財産侵害物品の水際取締りの重要性やそのための官民連携等について関心を持っていただくことを目的に、前回に引き続き、このイニシアティブに協力することとし、昨年12月18日及び19日に実施しました。
当日は、受入れにご協力いただいたCIPIC会員2社をそれぞれ訪問し、冒頭、CIPIC事務局から、日本関税協会の活動の概要、模倣品の水際取締りの重要性について説明しました。その後、会員企業様から、各企業における事業活動、模倣品対策の基本方針、各社における取組み等についてプレゼンを行い、参加の学生と意見交換を行いました。参加した学生は熱心に説明に耳を傾けるとともに、権利者と税関との連携強化を図る方法、ECサイトにおける商品購入時の注意点、一般消費者から各企業に寄せられる模倣品に関するご意見等について質問する等、訪問先企業の担当者との間で活発な意見交換が行われました。また、意見交換後には、それぞれの企業のショールーム、ミュージアムも案内いただきました。
参加した学生からは、「普段CM等で見ているだけだった企業の実際の活動に触れることができ、更に国際貿易や物流に関心が高まった。」、「今後の就職活動の参考になった。」、「日々、知的財産の保護業務に携わっている方が苦労されている話を聞くことができ、よりリアルにその重要性を感じることができた。」、「可能であれば、ほかにも複数の企業を訪問してみたい。」等の意見が寄せられました。
ご協力いただいた会員におかれましては、ショートノーティスでの依頼にも関わらず、受け入れにご協力いただきましたことに厚く御礼申し上げます。