最新技術を活用した模倣品対策セミナーを開催しました

 

越境ECの発達に伴い、模倣品や海賊版の貿易取引形態や仕出国の多様化が生じ、水際において模倣品対策を行っている税関や積極的な模倣品対策を実施している権利者にとって大きな課題となっています。特に近年は医薬品、自動車部品、健康器具、玩具、食料品や化粧品といった人々の生活と安心に直接関連する商品の模倣品も多く税関により差止められており、模倣品問題が一層深刻化しています。

 

このため、日本関税協会知的財産情報センター(CIPIC)では、効果的な模倣品の水際取締を支援する目的で、2021年12月10日、「最新技術を活用した模倣品対策」と題するオンラインセミナーを開催しました。

 

当日は、CIPIC会員でICTを活用して各種模倣品対策技術を開発・提供している3社から、各社の最新技術を活用した模倣品対策についてプレゼンテーションを行っていただき、加えて世界税関機構(WCO)の模倣品対策専門家からWCOにおける反模倣品活動や11月18日に開催した模倣品・海賊版会議の概要等についてプレゼンテーションを行っていただきました。

 

その後、各プレゼンターに参加していただき、ラウンドテーブルディスカッションを行い、最新技術を活用した模倣品対策の官民における利用促進に関する課題等について意見交換を行いました。

 

CIPICでは、引き続き皆様により良い情報を提供できるよう、活動を行っていきますので、皆様方の積極的な参加をよろしくお願いいたします。