財務省関税局業務課知的財産調査室とCIPIC会員との意見交換会の開催

 

令和元年11月18日(月)、財務省において、関税局・税関当局とCIPIC会員との意見交換会を開催しました。意見交換会には、関税局業務課知的財産調査室及び東京税関知財センターから坂田知的財産調査室長他8名が、CIPIC側からは会員企業15社26名が参加しました。

 

まず、権利者が活用している最新の模倣品対策技術と税関における活用について、CIPIC会員及びCIPIC事務局より、QRコードとスマートフォンを活用した模倣品対策技術の活用状況に関するプレゼンを実施し、我が国税関における活用の可能性等について意見交換しました。

 

その後、「ECプラットフォーム宛に送付される侵害品対策」、「侵害ラベル切除による模倣品の通関」、「外国税関とのブラックリスト情報の共有」等について意見交換が行われました。

 

各議題ともCIPIC会員及び関税局・税関当局からの出席者の間で活発な意見交換が行われました。また、知的財産侵害物品の水際取締りを強化するためには、権利者から税関への情報提供が非常に重要との共通認識に基づき、関税局・税関からの要請で引き続き積極的な情報提供を行っていくこととなりました。

 

本意見交換会は、権利者及び税関当局が直接意見交換できる場であるという観点から大変有意義な会合となっており、CIPIC事務局としては、今後も継続していきたいと思っています。