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●WTO
日、米及びEU(欧州連合)からの提訴を受けて、アルゼンチンの輸入制限措置について審査してきたWTO(世界貿易機関)の紛争解決小委員会(パネル)は、8月22日に発表した報告書において日米欧の主張をほぼ全面的に認め、アルゼンチンに対してその輸入制限措置を是正するよう勧告しました。
アルゼンチンは、2008年以降、いわゆる管理貿易政策として様々な輸入制限措置を導入したとされていますが、日米欧が特にWTOルール上問題とした措置には、非自動輸入ライセンス制度、輸入の事前届出及び事前承認制度、輸出入均衡要件等が含まれています。
今回のパネル報告では、輸入を承認する条件として内外の輸入者が受け入れることが必要とされる様々な要件についてWTOのルールに違反しているとし、この要件の中には輸入の見返りに同額以上の輸出を要件とするもの、国内での製造に関して一定の国産品の使用を要件とするもの、金額又は数量のいずれかの形で輸入に制限を設けることを要件とするもの、アルゼンチンへの投資を要件とするもの、アルゼンチンで得た利益の国外への持ち出しを行わないことを要件とするもの等が含まれています。
日米欧は、2012年5月それぞれアルゼンチンの輸入制限措置をWTOに提訴しましたが、単一のパネルで審査されていました。
本件の紛争当事国である日、米、欧及びアルゼンチンは、上記パネルの結論に不服があれば、60日以内に紛争解決上級委員会に上訴することができます。上訴されなければ、アルゼンチンはルール違反とされた輸入制限措置を、直ちに又は妥当な一定の期間内に、WTOのルールに合致するよう是正しなければなりません。
(出典:8月22日付けのWTOプレスリリースより)
過去の関連ニュース
2012年12月21日 アルゼンチンの輸入制限措置に対してWTOパネル設置を要請(USTR)
2013年2月1日 アルゼンチンの輸入制限措置を審査するパネルの設置が決定(WTO)