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2013年の中国の輸出入の貿易総額(物品)は、米国を抜き世界一に―WTO貿易統計―(WTO)

 

●WTO

2014年4月14日に発表された世界貿易機関(WTO)の2013年の貿易統計によれば、2013年の物品の貿易額は、輸出入額を併せた総額で中国が4兆1600億ドル、米国が3兆9100億ドルとなり、中国が米国を抜き世界一にランクされました。日本は、1兆5480億ドルで、中国、米国、ドイツ(2兆6400億ドル)に続き第4位となっています。上位10か国についての2013年の輸出額と輸入額は次の通りです。

 

上位10か国の物品の輸出入額とシェア(2013年)

ランク

輸出国名

輸出額

(10兆ドル)

シェア(%)

輸入国名

輸入額

(10兆ドル)

シェア(%)

1

中国

2,210

11.8

米国

2,331

12.4

2

米国

1,579

8.4

中国

1,950

10.3

3

ドイツ

1,453

7.7

ドイツ

1,187

6.3

4

日本

715

3.8

日本

833

4.4

5

オランダ

664

3.5

フランス

681

3.6

6

フランス

580

3.1

英国

654

3.5

7

韓国

560

3.0

香港

622

3.3

8

英国

541

2.9

オランダ

590

3.1

9

香港

536

2.9

韓国

516

2.7

10

ロシア

523

2.8

イタリア

477

2.5

 

2013年の貿易の伸び率が前年比で2.1%増にとどまった背景について、報告書では先進国の輸入需要の低迷(0.2%増)と途上国の控えめな輸入の伸び(4.4%増)が重なったためだと説明しています。先進国の輸入需要の低迷の要因として挙げられているのは、欧州連合の長引く景気後退の影響、ドイツを除くユーロ圏での失業率の高さ、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和の縮小、停止の時期についての不確実性等で、特に最後のFRBの政策についての不確実性について、経常収支上の問題を抱えている一部新興国の昨年後半の金融上の不安定性の要因に繫がったとしています。

 

今後の貿易の見通しについても同報告書で触れられており、2014年及び2015年の世界貿易額の伸び率は、2014年には前年の2.1%より2.6ポイント高い4.7%増、また2015年には5.3%増と予測しています。ただし、2014年の4.7%の伸び率は、前年の伸び率に比べると2倍以上の伸び率を達成することになるとしても、過去20年間(1983年~2013年)の平均年間伸び率の5.3%と比較するとこの平均値にも及ばないとしています。

2014年の貿易の伸びについて、先進国の伸び率が3.6%増、途上国及びロシア等の独立国家共同体(CIS)の伸び率が6.4%に達すると予測し、中でもアジア地域の伸び率は他の地域より高く6.9%増にまで達すると予測しています。

輸出額の見通しについては、米国での景気回復や欧州での経済条件の改善に伴う先進国地域における輸入需要増が輸出額の伸びに寄与するとしていますが、同時にこれらの地域における雇用問題が足かせになる可能性があるとも指摘しています。

さらに輸入額の見通しについては、先進国における伸び率を3.4%、途上国における伸び率を6.4%と予測し、特にアジア諸国がこの輸入増を牽引するとしています。ただし、この伸び率は、中国の伸びは大きいものの、他のアジア諸国の伸びは中国に比べやや控えめなものになるとしています。

 

アゼべドWTO事務局長は、「世界経済が改善するにつれ、貿易も改善してくることははっきりしている」、「既存のルールを新しくし、新たな貿易協定を作成することを通じて我々は貿易の拡大を積極的に支援することができる。昨年12月のバリでの合意はこの事実を示すものである」、「ドーハ・ラウンドを完成させれば、将来の貿易に対する強固な基盤ができ、遅々とした今日の成長環境に強烈な刺激をもたらすこととなろう。ドーハ・ラウンドを完成させ、しかも迅速に完成させるための新しいアイディアやアプローチについて目下検討を進めているところである」と述べています。

 

(出典:2014年4月14日発表のWTOのプレスリリースより)