平成15年度第37回通関士試験問題 |
〔通関業法関係〕(時間45分) 〔記述式〕 第1問 次の記述は、通関業の許可の消滅に関するものであるが、( )内に正しい語句を記入しなさい。
第2問 次の記述は、通関業者に対する監督処分又は通関士に対する懲戒処分に関するものであるが、( )内に正しい語句を記入しなさい。
〔短答式〕 第1問 次に掲げる業務のうち、通関業法第2条(定義)に規定する通関業務に該当しないものの組合せはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。 a 関税法第7条の14(修正申告)の規定に基づく輸入の許可後における関税の額に関する修正申告 b 関税法第21条(外国貨物の仮陸揚)の規定に基づく外国貨物の仮陸揚の届出 c 関税法第23条(船用品又は機用品の積込み等)の規定に基づく外国貿易船への船用品の積込みの申告 d 関税法第63条(保税運送)の規定に基づく保税運送の申告 e 関税法第69条(貨物の検査場所)の規定に基づく輸入貨物に係る指定地外検査の許可の申請
第2問 次の記述は、通関業法第3条(通関業の許可)及び第5条(許可の基準)の規定に関するものであるが、その記述の誤っているものの組合せはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。 a 通関業の許可を受けるためには、許可申請者が、その人的構成に照らして、その行おうとする通関業務を適正に遂行することができる能力を有している必要がある。 b 通関業の許可を受けるためには、許可申請に係る通関業を営む営業所につき、通関業法第13条第1項(通関士の設置)の要件を備えることとなっている必要がある。 c 通関業の許可を受けるためには、許可申請に係る通関業の経営の基礎が確実である必要がある。 d 通関業の許可を受けるためには、許可申請に係る通関業に関連する事業を営んでいる必要がある。 e A税関で通関業の許可を受けている者が、B税関の管轄区域内で通関業を営もうとする場合には、B税関長の通関業の許可を受けなければならないが、その許可に際して、B税関長は、通関業の許可の基準に適合しているかどうかの審査を行う必要はない。
第3問 次に掲げる場合のうち、税関長が通関業の許可を取り消すことができるものの組合せはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。 a 通関業者が6月以上継続して通関業務を行わなかった場合 b 通関業者が会社更生法の規定による更生手続開始の決定を受けた場合 c 法人である通関業者の役員が禁錮以上の刑に処せられた場合 d 通関業者が通関業の許可の際に付された条件に違反した場合 e 通関業者の経営状態が著しく悪化し、経営の基礎が確実でなくなった場合
第4問 次の記述は、通関士の設置に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。
第5問 次に掲げる書類のうち、通関業法第14条(通関士の審査等)の規定に基づく通関士の審査及び記名押印を必要としないものの組合せはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。 a 関税法第7条の2(申告の特例)に規定する特例申告書 b 関税法第32条(見本の一時持出)に規定する見本の一時持出しの許可に係る申請書 c 関税法第62条の3(保税展示場に入れる外国貨物に係る手続)に規定する展示等の承認に係る申告書 d 関税法第73条(輸入の許可前における貨物の引取り)に規定する輸入の許可前における貨物の引取りの承認に係る承認申請書 e 関税法第89条第1項(異議申立て)に規定する税関長に対してする異議申立てに係る異議申立書
第6問 次に掲げる貨物の検査のうち、通関業法第16条(検査の通知)の規定に基づく検査の通知を要しないものの組合せはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。 a 関税法第43条の4(外国貨物を置くことの承認等の際の検査)の規定に基づく保税蔵置場に置かれる貨物についての検査 b 関税法第61条第3項(保税作業のため保税工場から出す外国貨物の検査)の規定に基づく保税工場外作業に出される貨物についての検査 c 関税法第62条の3第2項(保税展示場に入れる外国貨物に係る検査)の規定に基づく保税展示場に入れられる貨物についての検査 d 関税法第63条第2項(保税運送)の規定に基づく保税運送貨物についての検査 e 関税法第75条(外国貨物の積戻し)において準用する同法第67条(輸出又は輸入の許可)の規定に基づく積戻し貨物についての検査
第7問 次の記述は、通関業者の義務に関するものであるが、その記述の誤っているものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。
第8問 次に掲げる帳簿又は書類のうち、通関業法第22条(記帳、届出、報告等)の規定に基づく保存を要しないものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。
第9問 次の記述は、通関業法第31条(確認)に規定する税関長の確認に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。
第10問 次に掲げる場合のうち、通関士の資格が喪失しないものの組合せはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。 a 通関士が通関業法第31条第1項(確認)の確認を受けた通関業者の通関業務に従事しなくなった場合 b 通関士が関税法第113条の3(偽った申告をする等の罪)の規定に該当する違反行為をし、通告処分を受けた場合 c 通関士が偽って地方税を免れ、罰金の刑に処せられた場合 d 通関士が疾病により2月以上通関業務に従事できなくなった場合 e 通関士が通関業務以外の業務を兼務することとなった場合
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