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解答に迷うならもう一度基礎からと、原点回帰により講習会を受講

~これまで培った知識と講座で学んだテクニックを駆使して合格~

平成25年度・通関士養成講習会受講(受験5回)
佐藤 奈緒美さん

私はこれまで通関士試験を5度受験しました。いつも通関実務のあと一歩というところで悔しい思いをしてきましたが、今年晴れて合格証書を手にすることができました。
過去問を何度も解き直し、準備をして試験に挑んだにもかかわらず思うように結果につながらないことが続き、次の受験を悩んだ時期もありましたが「途中であきらめたくない」「これまで勉強してきたことを合格というかたちにしたい!」という想いで、今年の試験勉強を始めました。私自身も先輩方の「合格体験記」を参考にさせて頂いたので、私が実践した勉強法が今後受験を志す方の参考になれば幸いです。

【通学講座の受講を決意】

昨年までは他校で通関士講座を受講していましたが、関税協会の講師陣に魅力を感じ、心機一転こちらの講座を受講することを決めました。通学講座を選んだ理由としては、決まった曜日に通学することで勉強のペースがつかみやすいことと、これまで分かったつもりでいても、改めて基礎から勉強し直したいという気持ちがあったからです。今思えば、反復練習をして問題は解けるようになっていても、少し表現や言い回しが変わると解答に迷ってしまうのは、根本的な理解が出来ていないところがあったからだと思います。

【勉強方法】

基本的には木曜の講義に合わせて『通関士試験問題・解説集』(以下、問題集)に一度目を通し、受講後は過去問題集を解きながら復習。土曜のフォローアップ演習のあとは、中間テストで間違えたところと、出来たけれど曖昧だったところを中心に簡単なノートを作りました。
5月に『ゼロからの申告書』が届いてからは、毎朝1題ずつ、出勤前に時間を計りプレッシャーを与えながら練習しました。輸出申告書15分、輸入申告書20分(3~5回)。
また、通関実務で課題になるのは品目分類です。食事の時、買い物に行った時など、自分の目に付いたものが何類に属するのか、イメージすることを心掛けました。申告書を解く中で、繊維の種類で馴染みがないものや、機械類等迷いやすいものがあります。注の規定を読み、分類のポイントになることを自分なりに整理して単語帳を携帯していました。

【通勤、隙間時間に活用したアイテム】
  • 大きめの附箋
    間違えた問題や曖昧なところを書いて、毎日目に付く洗面台の鏡やトイレに貼って暗記。一定期間をおいて貼り替え、最終的にメモ帳に移して隙間時間に再確認。
  • IPad mini
    日本関税協会のホームページの法令、質問倉庫データベース、税関のホームページの関税率表や輸入貨物の品目分類事例、「オンライン模試」の解答の入力、解説参照。
  • MP3
    講義、条文を音読して録音したものを聴きながら通勤時間に復習。
【よく使ったテキスト】
  • 『通関士試験問題・解説集/平成25年度版』 (4~5回)
    自分で科目ごとに分割して、オリジナルのカバーを付けて携帯。間違ったところには×印、曖昧なところには△印でマークをし、解き直しは×印と△印を中心に。空いているスペースにオレンジで解答を書き写し、赤シートを活用。
  • 『まるわかりノート』
    模試の後に分野ごとに復習。語群選択式問題の対策として、条文を毎日2項目ずつ音読してから就寝。
  • 『TOKOTONドリル(関税評価)』『TOKOTONドリル(計算問題)』 (2~4回)
    関税評価は、通関実務の輸入申告書や計算問題の得点に大きく関わってきます。私の苦手とするところであり、どんなに過去問を解いても、実際の試験では悩み苦戦してきました。計算問題の練習と加算要素、不加算要素の問題を様々なケースでみていくことで実践につながったと思います。

 

私の勉強法は、①出勤前に申告書を解き、②通勤時間にリスニングと過去問、③帰宅後は復習、④計算式問題への対策と、毎日一定のペースで取り組むスタイルです。4月に講習が始まり、10月の試験日までには疲れてモチベーションが上がらない日もありましたが、そんなときは「合格した人とそうでない人の差は、ここでやるかやらないかだ」と自分自身に言い聞かせ、机に向かいました。まずは20分頑張ろうと問題に取り組むと、疑問点等を調べているうちに1時間くらいは自然と過ぎていました。
法律や通関実務に疎通している方は日々の仕事の中で勉強できる要素がありますが、私のようにテキストや問題集を中心に勉強する方は地道に反復練習をして知識を定着させていくことが大切だと思います。問題を解いたら、日付と成果を記録していくことで復習すべき点が明確になり、翌日の勉強開始の目安にもなります。記録されていく様子をみると、これだけやったという自信にもつながります。そして自分なりのペースが出来てくると、勉強が楽しくなってきます。時には体を動かしたり、小さなご褒美をあげたり、試験後にやりたいことリストを作って受験勉強の励みにしていました。

【通常講義以外で効果的だったもの】
  • 「法令改正講座」
    通関士試験では近年、法令改正されたところが出題される傾向が高いと言われています。この講座では過去数年の改正のポイントが整理され、オリジナルテキストには予想問題も掲載されています。試験直前には何度も解き直し、試験当日も会場に持参しました。例年法律独特の表現に悩まされてきましたが、この講座を受講したことで理解できたところがあり、貴重な得点につながったと思います。
  • 「オンラン模試」
    試験直前期9月から毎週末、実際の試験時間に設定して取り組みました。今年度分、前年度、前々年度分と合わせて合計6回実践的な練習ができました。試験問題を解くことで全体の復習ができるというメリットもあり、とても効果的だったと思います。
  • 「直前特別答練(通関実務)」
    通関実務対策ですが、勉強方法や品目分類のアイディアなど受験生同士の意見交換をする機会がありました。この業界に携わる人、興味のある人、様々な環境でこの通関士試験に向けて努力しています。日々の努力は自分次第ですが、こうして同じ目標に向かう同志がいることはとても心強く、大きな励みになりました。
【最後に】

時間は掛かりましたが、合格するまであきらめないで良かったと心から思います。
ここ数年通関実務には翻弄されて、今年はBambooだらけの輸出申告書を残し、試験残り時間は10分を切っていました。どんなに練習を繰り返しても、試験当日にどんな問題が出てくるかはわかりません。焦る気持ちはありましたが、これまで培った知識と、講座で学んだテクニックを駆使し最後の最後まであきらめず、問題に取り組みました。そして、「落ち着いてできる」、「今年こそ合格する!」という想いがようやくかたちになりました。
講座の中の先生方のアドバイス、合格された方々の勉強法の中にはきっと学習のヒントになるものがあると思います。一回で合格される方もいらっしゃいますが、何度か挑まれている方には「原点回帰」、この資格を志した人には諦めずに勉強を続けて合格を手にしてほしいと思います