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10年目の奇跡

~合格証を手にして感じたことは、「勉強した分しか解けない」ということ~

平成25年度・通関士養成講習会受講(受験8回)
Y.K.さん

【はじめに】

いつか受かるだろう・・・そんな安易な気持ちで通関士試験に挑戦したのは、10年も前になります。当時はまだ記述式の試験で、申告書も地方消費税を計算しなければならなかったと記憶しております。あれから毎年様々な書籍に頼り、他校のセミナーや通信教育講座を受けるものの、合格へはたどり着きませんでした。実務経験のない私にとって、3科目の申告書は毎年越えられない壁であり、自己学習では到底太刀打ちできないと諦めていました。

そんな時、近郊に引越し通学も可能になったことから、「今年を最後に!」と藁をも縋る思いで講習会に参加したことが合格への一番の近道となりました。

7回も落ちている私の経験はお役に立てるか分かりませんが、 少しでも参考になれば幸いです。

【受講講座・使用した参考書等】
講座: 通関士養成講習会
法令改正セミナー
関税評価セミナー(初級)
模試: 全国通関士模試
教材: ① 通関士養成講習会テキスト
『通関士試験問題・解説集』/平成24・25年度版(以下、『問題集』)
『ゼロからの申告書』
『TOKOTONドリル(計算問題)』
⑤ 特別答練で配付された問題

 

 

 

 

 

 

 

※ 多くのものに手を広げませんでした。
    決まった問題集をひたすら何度も解くことが、記憶・理解の定着に繋がりました。

【学習の進め方】

これまでならば、4月から学習を開始していましたが、毎年9月になると時問が足りないと感じておりましたので、模試を本番に仮定し、本年は2月から始めました。網羅した上で模試に挑もうと思っておりましたので、この時間の組み立てが合格につながったと実感しております。

● 自宅学習・・・「何度も繰り返し解くことを念頭に」
ひたすら『問題集』を解き、解説・テキストを読み込むことに徹しました。正解したところも解説を読み、 正解へ導いた考え方が合っているか常に確認していました。 間違えたところにはポストイットを貼り、次の日に再度解き、正解するまでこの流れを繰り返しました。 正解すればポストイットを剥がすという作業は、モチベーションを高めるために有効でした。そして、ポストイットが全て剥がれたら、また初めから『問題集』を解きました。結果、 25年度版の『間題集』は3巡しました(予習復習は含まない)。

● 講習会対策・・・「復習、再確認の場として聴講」
前日に講習対象分野の問題を解き、間違った点をまとめ、講習後に講師に質問しました。 そして、記憶の薄れないうちに(遅くとも講習翌日まで)復習を兼ねて問題を再度解きました。この繰り返しが記憶の定着に繋がりました。講習会の醍醐味は、講師に直接質間し、その場で解説していただけることでしたので、分からないことを分からないままにせず学習を進めることが出来ました。

2・3月: 『問題集/24年度版』
4・5月: 『間題集/25年度版』
6・7月: 『問題集/25年度版』、『ゼロからの申告書』
8月: 『間題集/25年度版』、『ゼロからの申告書』
9月: 過去問3年分
TOKOTONドリル(計算問題)
特別答練で出題された問題
模試復習
【明暗を分けた申告書対策!】

毎年3科目目が壁となり、合格まで10年もかかった原因だと思っています。

1、2科目目は繰り返し問題を解くことで克服できましたが、3科目目の申告書は、瞬発力が必要で、どんなに『ゼロからの申告書』や過去問を解いて挑んでも、本番で「時間が足りない!」「分類が出来ない!」「英語が読めない!」「加算要素が分からない!」等パニックに陥り、結果満足した解答も書けずに終わることが数年続きました。

しかし、今回講師(特別答練担当)にコツを教えていただいてからは、解答へのルーティンが身につき、本番では見直しが十分に出来るまでとなりました(是非皆さんも講師に聞いてください)。

自宅学習では、『ゼロからの申告書』が手元に届いた6月中旬から毎日2問以上解きました。一巡目は時間を気にせずじっくりと、二巡目からは時間を計りながら解きました。何度も解き、分類などは暗記してしまうほどでしたが、面白いことに前回18分で解けたものが25分かかることもあり、日々鍛錬だったように思います。

結果、『ゼロからの申告書』は五~七巡しました。

【ラスト半月にしたこと】

模試に向けて学習しておりましたので、十分理解したという気持ちで挑みました。しかし、 C判定という結果が出た途端に自信はなくなりました。

本番まであと半月何をすればいいのか不安に陥り、答練担当の先生に相談したところ「今までやった『問題集』を再度解くこと。ほかには手を広げないこと」というアドバイスをいただき、 模試で間違った分野の間題を再度解き直しました。
また、過去間3年分の問題を、本番を想定して時間を計りながら解きました。3巡目くらいには試験傾向が分かるようになり、引っ掛け部分や自分の弱点が見えてきました。私は問題を瞬時に読み込むことが苦手で、時間をかければ解ける間題を間違えることが多々ありました。それを踏まえて本番に挑む余裕が出来たのも、やはり早めの時期から繰り返し学習をしたからだと思います。

【時間の作り方】

自宅学習は、「時間がない!」「眠い!」といった自分との戦いであることは重々承知しておりましたので、何があっても毎日机に向かうことを心がけました。それが例え30分だったとしても、積み重ねれば十分に学習できることを今回実感しましたし、絶対合格する!といった意識を高めるためにも強制的に机に向かったことは自分にとって良かったと思います。

また、家の所々(キッチンやリビング、洗面所など)に間題集やテキストを置き、1問解いてから歯を磨いたり、1つ覚えてから家事をするなどゲーム感覚で隙間時間を作りました。どんな時も、常に試験に関するものが目に入るように意識していました。

私がラスト1ヶ月に挑戦したことは、早朝30分間ひたすら計算問題を解き、就寝30分前に品目分類表(テキスト)を声に出して読むことでした。無意識の中の意識なのでしょうか、朝晩のわずか30分が功を成し、本番ではすらすらと解くことが出来ましたので、申告書問題には十分な時間をとることができました。

【最後に】

10年越しの目標を達成することができ、喜びもつかの間、なぜ私は10年もかかってしまったのか考えました。

合格するまでは、 自分の記憶力の悪さや学習時問不足、 実務未経験などの言い訳をしていましたが、合格証を手にして感じたことは、「勉強した分しか解けない」ということです。振り返ってみると、これまでの自分と大幅に違ったことは、睡眠時間や娯楽時聞(テレビ等)を削り毎日机に向かったことでした。最初は10分も座っているのが窮屈でしたが、おのずと体が覚え、本番では魔法がかかったように鉛筆が動き、自分でも驚いたほどです。

長い長い10年でした。しかし、合格証を手にしてみると眠かった日のことなどは忘れてしまうものです。自分に言い訳をせず今後も色々なことに挑戦しようと心に決め、体験談を締めさせていただきます。

※ 願書は余裕を持って提出することをお勧めします。
    私は過去に提出期限を誤り、試験を受けられなかったことがあります。