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合格の秘訣は、どんな問題でも最後までやり抜く精神力を身に付けること!

~他の誰よりも勉強してきたという強い気持ちをもって試験に臨みました~

平成24年度・通関士養成講習会受講(受験2回)
H.Sさん

【はじめに】

私は、2回目の受験で通関士試験に合格することが出来ました。前年(第44回)の試験では、通関実務で点数が足りず悔しい思いをした為、今回は絶対に合格する気持ちでテスト勉強に臨みました。しかし、今年10月9日の本試験では通関実務の問題が難しく、問題はすべてやりきりましたが、全く自信が無かったので自己採点はしませんでした。結果発表の日も税関ホームページを見ませんでしたが、その日の夜に関税協会の方からの合格通知メールを受け取り、「もしや」と思い税関ホームページを確認したところ、自分の受験番号が載っておりました。帰宅後に税関から送られてきた合格証明書を受け取った時に、初めて合格したことを実感いたしました。
私がこれから伝えたいことは「合格する為に必要な要素」であり、これから受験する皆さんの為に微力ながらも参考になれば幸いです。

[勉強時間]

専門学校などでは、通関士合格までに必要な勉強時間は300時間と言われております。私は既に一回の受験経験がありましたが、合格にはもう一度、一からやり直す覚悟が必要と考え、4月中旬から平日に2時間、休日に5時間の勉強をしておりました。このスケジュールで始めた場合、勉強時間はトータルで400時間を超えます。私は、少しでも合格に近付ける為には最低でもこのくらいの努力は必要だと思います。

【本講座開始4月~7月下旬】

講座のテキストを熟読しながら、過去問をひたすら解くことを中心に行いました。分からない問題にはマークを付け、「なぜ、間違えたのか」、理由をしっかりと理解しながら勉強を進めることを心掛けました。また、関税協会の「通関士養成講習会」では合計4回の小テストがあります。先生方は、「各テストの結果が80点以下の場合は合格が難しい」と言っておられましたが、これは本当だと思います。

通関士の勉強は後半になると申告書等に時間を多く使うので、このつまずいた部分の勉強をする時間がなくなります。最初の余裕のある時期に、しっかりと基礎を身につけることが大切だと思います。また、関税定率法等の勉強を始める頃から少しずつ、分類、課税価格の計算、過少申告加算税の計算等の問題に取り組み始めました。計算問題につきましては、覚えるくらい勉強をすれば簡単に出来るようになります。この期間に過去問を2周することが出来たので、通関業法および関税法(第1&2科目)の基礎および計算問題をしっかりとマスターする事ができました。

【8月~全国通関士模試受験】

この頃から、「講習会」でも申告書対策の練習が始まります。近年のテストでは申告書の問題が難関となっているので、その対策として『ゼロからの申告書』で基礎を学びました。私の場合は、申告書の勉強が不十分だったので模試では「D」判定でしたが、弱点が判明し、本番前に「この部分さえしっかりやっていれば大丈夫」と思い、残りの時間で申告書を一生懸命勉強しました。

【9月~本試験まで】

この時期になると「講習会」も終わるので、今までの勉強で判明した弱点克服を目標に勉強を行いました。私の場合は申告書が合格のための課題と分かっていたので、『ゼロからの申告書』を本番までに3周やり、弱点の克服に努めました。また、もっと本番の雰囲気と緊張感に慣れるように、9月中旬には他の専門学校の模試も受けました。この時点で、第1科目と第2科目は確実に合格できるラインにいるということはテスト結果から分かっていたので、残りの時間は本試験を想定した関税協会の「オンライン通関士模試」を中心に勉強しました。オンライン模試では特に申告書が難しく、2回の模試の結果は「B」および「C」判定でしたが、結果はともあれ解説を見直し、2回目は確実に正解できるように持って行きました。同じ問題でも、繰り返し解いて確実に正解できるようにすることが大切です。

【本試験】

通関業法と関税法等は問題なくクリア、これは最初の穴埋めの問題を終えた時点で、ある程度の予想が出来ました。しかし3科目は想像以上に難しく、試験後に他の受験者の話を聞いてパニックになり、諦める場合も多くあります。私は、ここで合格者と不合格者を分けるのは勉強の量だと思います。私なりにかなりの多くの問題数を解いてきましたので、ある程度の自信もあり、諦めることなく最後まで食い下がり、すべての問題をやり切ることができました。実際、申告書の分類が難しかったのですが、関税協会の先生方のアドバイスも非常に役に立ちました。

合格発表後に自己採点をしたところ、申告書については全問正解しており、合格を勝ち取ることが出来ました。
 

【最後に】

合格書を受け取った時、努力してきたことは無駄ではなかったと、心の底から思いました。
私は今回のテストは何としてでも合格したかったので、人一倍勉強をするように心掛けました。その為、「他の誰よりも勉強をしてきたという自負」を持って試験に臨みました。
また沢山の問題を繰り返し解いてく中で、「どんな問題でも最後までやりぬく精神力」が身に付いたことが、最後の3科目に結果に現れたと思っております。通関士試験の勉強を振り返っても、勉強をしていく中で、この2つの要素を身に付けたことが合格に結びついたと感じております。

勉強方法は個々によって色々とありますが、これから通関士試験にチャレンジされる方も、自分に合った勉強法を見つけ、それを信じて頑張って下さい。自分自身で工夫をして、根気よく努力を続ければ合格は出来ます。少々偉そうなことを書かせて頂きましたが、次回受験する方に少しでも手助けになれば幸いです。皆様の合格を祈念しております。