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「最後の最後まで、取れる問題は全て取るという気持ちで挑みました」

~今までたくさん書き込んだ、努力の結晶の「間違いノート」が気持ちを落ち着かせてくれました~

平成23年度通関士試験通信教育講座受講(受験4回)
匿名希望

   私は、4度目の受験でこの試験に合格することができました。
   初年度はまさかの関税法で不合格になり、2度目は通関実務で不合格、3度目は貿易実務の難しさにパニックになって自滅の末、今回なんとか合格することができました。
   私の体験が、今後受験される皆様の参考になれば幸いと思い、執筆させて頂きます。

   4年前、英語が得意だったこと、将来は貿易に関する仕事をしてみたかったこと、また通関士は貿易関係の資格の中でも唯一の国家資格であることから、受験を決めました。
   勉強法もよくわからないまま過去問を中心に勉強していましたが、3度目の失敗をきっかけに通信教育で一からしっかり勉強し直すことを決め、日本関税協会の講座にお世話になりました。

   まず、 私の過去の失敗理由は下記の通りです。

  1. 関税法・関税定率法を軽くみていたこと
       60%以上で合格だと考え、100%を理解しようとしていなかったため、あいまいな知識のままテストに挑んでしまいました。
  2. 申告書作成問題は簡単に満点が取れると思っていたこと
       過去問を解くとお分かりになると思いますが、出題形式が変わった当初の申告書問題は、とても簡単に満点が取れる問題でした。そのため簡単なものと思い込み、問題演習もほとんどせずに『ゼロからの申告書』を一通り解いて満足していました。
  3. 本試験での精神状態(難しい問題にパニックになったこと)
       3年目の試験では、上記1、2の失敗を乗り越え十分勉強していたので、受かるはず、できるはずと強く思い込んでいました。ところが申告書問題が私にとって予想を超える難しさで、「ダメかもしれない、でも今年受からないと・・・どうしようどうしよう!」とパニックになってしまいました。その結果時間配分が崩れ、マークの見直しもできず、簡単な問題の解き直しもできませんでした。

   今こうして書き起こしてみると、私は試験をなめすぎていますね(笑)。皆様は私のようにならずに頑張って合格をつかんで下さい。

   次に勉強法ですが、通関業法・関税法に関してはテキスト・条文・過去問で十分でした。テキストを読み、条文の穴埋め問題を徹底的にやる!文章を丸暗記してしまうくらい、何度も何度も黙読・音読を繰り返すのが良いと思います。すると、その後で選択式問題を解いた時に、「条文はこうだから正解はこれ!」と思えるようになります。そこまでいくと、問題を解くのが楽しくなってきます。
   選択式で間違えた問題は、条文・テキストで確認し、ノートにポイントをまとめていきます。ノートも、綺麗に書こうと思うと時間がかかるし、汚い字がストレスになるので、殴り書きしました。ポイントは、間違えた箇所は時間を空けずに何度も何度も見直すことと、当たり前かもしれませんが、同じ問題集を最低5回以上解くことです。私の場合、電車の中、テレビ番組のCM中、寝る前に少し、といった感じで「間違いノート」を見直しました。ページをパラパラめくるだけなので時間はかかりませんし、何度も見直すことによってしっかり知識が定着しますので、お勧めです。この方法で過去問を5回も解くと、本番でも8割、9割の点数が取れると思います。これで十分に失敗1の対策となりました。

   貿易実務に関しては、申告書対策が本当に困りました。問題集は『ゼロからの申告書』しかなく、しかし、『ゼロからの申告書』の難易度は明らかに本試験よりも低かったからです。過去の『合格体験記』などを読み返しましたが、合格者は『ゼロからの申告書』を最低3回以上解いていること、『関税評価303』を学習していること、分類の問題対策をしっかりとっているということが分かりました。
   そこで私は、『ゼロからの申告書』を最低5回、『関税評価303』は理解できないところがなくなるまで、分類はなるべく注にも目を通しながら“自己の分類表の作成"を課題とし、取り組みました。申告書の問題は同じ問題を繰り返し解くことになるため、都度タイムを計りました。そして、答えを暗記していても、解答の手順に沿って解いていくこと、一日最低1問は解くことにしました。『関税評価303』は、往復1時間の通勤電車で5回読み終わるまで読み込みました。(もちろん、理解できないところはインターネットなどを利用して理解する必要があります)。
   こんな勉強法で大丈夫かな?と思うこともよくありましたが、正しいと信じて続けました。今振り返ると、同じ問題を何回も解くことで問題に慣れ、また解き方の勉強になっていたと思います。
   やはり、今後受験する皆様にも『ゼロからの申告書』『関税評価303』を繰り返し解くことをお勧めします。分類は完全に暗記問題なので勉強はとても大変ですが、関税協会のテキストには類の注まで記載されていますので、しっかり勉強すれば必ず力になります。例外品目は、特に意識して暗記するようにして下さい。これが失敗2の対策です。

   本試験では、周りの人は予備校のテキストを出していたりして、みんな賢そうに見えました。しかし、気にしたら負けだと思い、今までたくさん書き込んだ努力の結晶の「間違いノート」を見返していると、次第に気持ちが落ち着きました。最後の最後まで、取れる問題は全て取る気持ちで挑むと良いと思います。
   また、試験中は必ず分からない、見たこともない問題にあたると思います。そこでパニックにならず、分かる問題を確実に正解して下さい。そこが合否の分かれ目だと思います。
   私の貿易実務の体験を申しますと、申告書は難関である可能性が強いと思ったため最初は見ず、確実に勉強効果の出る選択式、計算問題から解いていきました。計算問題の解き直し、マークの見直し含めて30分で終わらせましたので、余裕をもって申告書に挑みました。注の多さに涙がでそうになりましたが、落ち着いて、いつもの解答手順で取り組むと、なんとか9割正解できました。
   残念ながら輸入申告の計算問題は全滅でしたが、それでも合格点を取ることができました。去年のようにパニックになっていたら、決して受からなかったと思います。

   合格率10%程度の難関試験ですが、合格した時の喜びは大きいですし、貿易業界唯一の国家資格です。しっかり対策をとれば確実に受かる試験だと思いますので、受験生の皆様どうか頑張って下さい。