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「落ち着いて試験に臨めたことが、最大の合格要因です」

~試験の時間配分と、解く問題の順番を予め決めておきました~

平成23年度通関士試験通信教育講座受講(受験4回)
匿名希望

   第46回通関士国家試験に挑戦しようとする方々へ、少しでも受験勉強の手助けになればと思い、投稿させていただきます。

   基本的に通関士試験は、実務経験がある1または2教科試験免除の方のための試験であり、3教科受験の方にとってはかなりハードルが高い試験だと思います。できれば税関側の合格発表も、1教科受験者、2教科受験者、3教科受験者、各々合格率の発表をしていただければ、3教科受験者のハードルの高さが明確になると考えます。
   まず、トータルの合格率に惑わされないことが重要です。3教科受講者の合格率は、税関発表の合格率よりも低く、今回も通常通りに通関実務の正解率を60%以上としたならば、3教科受験者の合格率は惨憺たるものだったのではないでしょうか。

   そんな状況ですが、4回目の受験でようやく合格できました。4回の受験を振り返ってみると、過去3回はすべて通関実務で落ちていました。1回目は通関書類の作成の輸入申告書の、有税・無税が勉強不足のため解らず、2回目は通関書類の作成の計算問題と品目分類(英文の理解不足)ができず、3回目は通関書類の作成の輸出入問題ができずに、不合格でした。1回目2回目ともに、おそらく1点、または2点程度足りずの不合格でしたが、3回目は受験の最中に今回は無理だとわかりました。4回試験を受けましたが、年々問題が難しくなっていると感じました。特に通関実務に関しては、何度か受験されている方々も、おそらく同じように感じられたことと思います。
   今回の試験では通関実務が一番難問だったと思いますが、それなりに落着いて試験を終えることができ、試験の最中に6割以上の点数が取れた確信ができ、やっと合格したとほっとしました。(通関実務の合格点は50%になったわけですから、やはり難問だったと思います。)

   では、どうやって落ち着いて試験に臨んだかというと、大部分の受験生は通関業法、関税法等については問題なく、通関実務をクリアできずに不合格になっていると思われます。単純に、通関業法及び関税法等については、通信教育講座の『テキスト』及び『通関士試験問題・解説集』、それと「全国通関士模試」をそれなりにクリアできれば、ほとんどの方は合格点に達すると考えます。通関実務をクリアするのは難題ですが、30点中の18点を取ればよいという考え方で対策を立てて勉強しました。

   まず、試験時間に制限があるため、試験の時間配分と解く問題の順番をあらかじめ決めておき、常に時間配分と解く問題の順番を意識して勉強しました。時間配分は、トータルで90分なので、通関書類の作成を60分、その他15問で30分を目安としました。解く問題の順番は、通関書類の作成でつまずいてしまうと時間ばかり費やしてしまうだけでなく、余裕がなくなりパニックになってしまうので、先にその他15問に取り組み、後から通関書類の作成に取り組むようにしました。
   次に、通常の合格ラインになる30点中の28点を正解するための点数配分ですが、通関書類の作成は最低8点の確保(輸入申告問題の申告価格については、問題の解釈の相違により、1点も取れない可能性があるため計算に入れず、輸出及び輸入の品目番号で最低8点を確保、逆に申告価格ができればおそらく5点が追加になるので、申告価格ができればほぼ合格間違いなしということになりますが、今回は申告価格については点数を確保することができなかったようです。)、計算問題が5点中の4点、品目分類が4点中の3点、その他の問題(全く分からない問題は、2問程度必ず毎年出題される。)6問中の3点で計算して、合計18点の合格ラインを設定しました。自分の採点では、通関書類の作成は前述の通り申告価格ができず8点止まり、計算問題が5点、品目分類が3点、その他が4点で、合わせて20点ですが、1問は勘違いで間違えたと仮定して、合計19点としました。

   通関実務の具体的な勉強方法については、通信教育講座の『テキスト』『通関士試験問題・解説集』「模擬試験」よりも難問が出るため、それ相応の対応が必要でした。

  •  まず、点数の取りやすい計算問題は「徹底攻略特訓セミナー」を受け、その時のテキストを繰り返し行うことによってクリアしました。計算問題を繰り返し行い解答確認をし、解説を理解することによって輸入申告価格の設定についても理解が深まり、輸入申告に関する他の問題を解くにも役に立ちました。
  •  品目分類は、通関実務のテキスト98頁から103頁までをほぼ丸覚え、関税率表の注の規定と分類表内の太い文字及びその他気になるところを一覧に取りまとめ、5回ぐらい繰り返してパソコンで打ち込みました。分類表の太い文字及び気になるところを繰り返し打ち込むことは、通関書類の作成の品目番号についても役立ったと思います。
  •  通関書類の作成については、9月中旬から『ゼロからの申告書』に集中的に取り組み対応しましたが、今回の問題は難問でした。
  •  その他の問題については、『関税関係基本通達集』から出題されているような感じがしたので、何度か音読しました。

   以上のような準備のおかげで、難問にもかかわらず落ち着いて試験に臨めたのが最大の合格要因だったと考えます。合格するには、いかに落着いて試験に向かえるか、ということにかかっているのではないかと思います。勉強中は常に試験を想定して行い(特に試験二月前から)、試験中は勉強だと思って落着いて対応することが重要ではないでしょうか。 少々偉そうなこと書かせていただきましたが、次回受験する方に少しでも手助けになれば幸いです。頑張ってください。