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目標⇒達成!の繰り返し

~短期目標の設定と、計画の見直しでモチベーションを維持!~

平成29年度通関士養成通信教育講座、特別答練受講(受験2回)

全国通関士模試受験

T・Mさん

2年目の挑戦で合格することができました。

【勉強のきっかけ】

仕事で目にする輸入書類が全く分からなかったため、貿易の勉強をしたいと思いました。

●1年目

●使用教材

  • 通信講座【フォーサイト】
  • 通関士スピードテキスト【TAC】
  • 通関士 過去問スピードマスター【TAC】
  • ゼロからの申告書【関税協会】
  • 計算ドリル【関税協会】

 

●学習期間

4月頃~

合計 約350時間

●結果

実務45%で不合格

●敗因

学習時間不足(特に実務)

直前期まで1-2科目目(業法・関税法等)にも不安があり、3科目目(実務)に専念することができず、実務演習不足のまま本試験を受けることになりました。

 

●2年目

●使用教材

  • 通関士養成通信教育講座【関税協会】
  •  
  • どこでもできる通関士2017【片山立志(著)】
  • 通関士試験の指針【関税協会】
  • 関税評価303【関税協会】
  • 関税(品目)分類詳解【関税協会】
  • 通関士教科書 通関士試験「通関実務」集中対策問題集【ヒューマンアカデミー】

 

●学習期間

1月頃~

合計 約750時間

 

●Point

  • 1月頃までは別の資格の勉強をしたり読書したり、好きなことをして過ごしました。
  • 講座開始(4月)までは品目分類、申告書、関税評価303をなるべく毎日見ました。
  • 3月に貿易実務検定C級を受験しました。
  • インコタームズは完璧にマスターできます。
  • 過去問の実務は10年分×10回こなしました。
  • テキスト、ゼロ申、問題集は分冊しました。持ち歩くには重いですし、問題集はPDF化して両面印刷しました。私は書き込

みながら問題文を読むため、用紙はかなり消費しました。

 

●勉強方法

1~9月を3か月ごとに分け、計画(目標)⇒実行⇒達成⇒計画見直し の繰り返しです。基本的には関税協会の通信講座のスケジュールに沿って課題を進めました。品目分類は、単語カードのアプリで覚えました(毎日10分)。穴埋め頻出・重要条文は音読したものをボイスメモにして通勤時間で耳学習しました。細切れに目標を設定していたので、達成感がモチベーションの維持にも繋がりました。最後は間違いノートを確認し、OKなら横線で消し込んでいきました。

 

●スランプ期の過ごし方

~3月

  • 関税協会の無料ガイダンスに参加しました(1月)。
  • 新教材がない時期⇒旧ゼロ申と過去問、計算ドリル、昼休みは303を中心に、計画を立ててそれをこなしていきます(こ

の時期の早めの勉強が後々効きます!)。

  • 関税率表の類注(税関HP)を見たり、分類詳解を読んだりしながら、なるべく品目分類に触れるようにして過ごします。

 

4~6月 やることが多く勉強時間の確保が重要

  • 申告書は毎日各1問解きます(毎日やっていると苦じゃなくなります)。
  • テキストは分冊して持ち歩くか、PDF化してPC・タブレット上で読みます。
  • 課題は届いたらできるだけすぐやるようにし、提出までに2回解きました。
  • 税関見学会に参加しました(5月)。

 

7~9月 本格的に朝活開始(5時台に起床)

  • 約3週間ごとに照準を設定し一人でカウントダウンを実施しました。

特別答練に参加(8月)、ここで友達になった方と一緒に勉強しました(計4回@都内)。集中×オフタイムが、よい気分転換になりました。

  • 品目探しドリルはページ探しに時間がかかるので「○類」タグを付けて、ほぼ毎日行います。⇒3~4周目くらいからスピードUPして、若干楽しくなってきます(なりきり通関士)。
  • 他社模試は改正点が多く出題されていましたので、受験することをおすすめします。
  • 他社の法改正セミナーを受講しました。

 

●ラスト1週間
  • 総まとめと、全科目を毎日(特に計算と申告書)解きました。
  • 過去問(実務のみ)3年分を仕上げに使用しました。
  • 間違いノートの確認と、消し込みを行いました(試験当日持参)。

 

●前日~当日

前日 子供の運動会でした。雨天だと試験日と重なっていたので助かりました。

22:30には就寝しようと布団に入りましたが、なかなか眠れません。

当日 6:30起床。朝食を食べ7:30出発します。

コーヒー、水、昼食、栄養ドリンク、菓子を購入し試験開始1時間前に会場へ到着。

受験番号を確認し入室します。一番端の列で、教室は小さめでした。(40人程度)
うるさい人が居ないことを祈ります。(昨年は居ました)
横浜税関の試験会場「明治学院大学」は校舎がとてもきれいです。(トイレも)試験開始。全科目中途退出せず、時間いっぱい使いました。2科目目「関税法等」は30~40分で一通り回答できましたが、3回は見直しました。3科目目「実務」は、計算⇒択一⇒複数選択⇒輸入⇒輸出の順で解きました。私の場合、脳が計算モードになるのに切替え時間が必要と感じていたので、開始直前に関税額・修正申告・過少無申告・M→X問題を一問ずつ(10分程度)解いてから実務試験に臨みました。そうすることで、脳が計算モードの状態で素早く、かつミス少なく問題に対応できたと思います。

 

●結果

3科目とも 自己採点80%以上で合格

 

【2年前の自分にアドバイスするとしたら・・】

初学者で実務経験なしで仕事しながら合格を目指すなら、4月スタートでは間に合いません。遅くとも1月から始めるべきでしょう。勉強時間は最低600時間、実務の過去問と「ゼロからの申告書」を10回は解き、「関税評価303」と「通関実務集中対策問題集」もやっておきたいところです。貿易実務検定の勉強は通関士試験にも役立ちます。時間的に色々犠牲にします。それくらい覚悟の要る試験です。「継続は力なり」。