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あきらめなくて良かった~ 5回目で無事合格

~5回目で無事に合格しました~

平成29年度通関士養成通信教育講座(受験5回)

全国通関士模試受験

匿名希望さん

 

無事合格体験記を書くことができ、とても嬉しいです。最初に受験したとき、私は絶対に1回で合格できるだろうと思い、2回以上の受験は恥ずかしいと思っていました。 しかし通関士試験は思っていた以上にハードでした。何度もあきらめかけましたが、無事合格した今、勉強を続けてよかったと思っています。官報をみた仕事関係の人から突然「おめでとう」メールが届き反応が多いことに驚きました、何より自分の自信につながりました。実際に通関士として現場で働いている方も1回で合格も5回目も、仕事で活躍できることに違いはないと感じています。だから「通関士合格したい」なら絶対にあきらめないで欲しいです。

1回目の受験のときは、試験を甘く見てしまい、結果ボロボロでした。そこで一度受験をあきらめました。しかし、次の年に同じ職場の女性が通関士合格をし、私も刺激をうけもう一回受けてみようと思いました。

2回目は値段が安かった某通信教育にしました。1年ブランクがありゼロからの勉強。頑張りましたが勉強が追いつかなかった実務が合格点に達しませんでした。

3回目は、独学です。実務を中心に勉強しました。7月から試験日まで、朝は30分早く出社をし、喫茶店で計算問題。仕事が終わったら喫茶店で実務の問題を3時間解きました。電車の中で過去問をとき、週末は10:00~19:00まで図書館で勉強。「過去問」、「ゼロからの申告書」、「ヒューマンの実務問題集」を4通りは解きました。ところが実務の試験では、初めてみるオーストラリア協定の問題が出てパニックになりました。全教科6割以上取れていたと思いますが、なぜか不合格。問い合わせができないので理由は不明ですが、関税法がぎりぎりだったのが原因かもしれません。

4回目、3回目でみたことがない実務の問題に泣いたので、たくさんの実務問題に触れられるよう、値段の高い某通信教育を受けました。週末はWEBでの授業。応用問題をたくさん解きました。しかし課題やWEB授業が多すぎて、全てこなすだけで精一杯。40代になり体調を崩しやすくなり、寝込むことが増え、勉強時間がとれなくなり、結果は不合格でした。自己採点では3教科とも6割くらいでぎりぎりでした。

5回目となった今回は、以上の失敗点から下記のことに意識を使いました。

  • 問題数は多すぎず、基本問題をしっかり確実に身につける。手を広げすぎない。
  • 実務に関しては、たくさん問題をこなすより、1問1問じっくり時間をかけて取り組み、しっかり理解する。最初は2時間くらいかけて分かるまで統計品目表を読みました。
  • 今までは7月から3ヶ月集中勉強でした。すると前回の試験から時間が経ちすぎていてほとんど知識を忘れてしまい、ゼロからやり直しになっていました。今年は2月頃から1日10分でもいいので勉強を始め、昨年の知識を維持する努力をしました。
  • 40代になってから3教科受験の体力が続かなくなりました。本番でよい状態を保てるよう趣味のスポーツは続け、本番の試験で頭がよく働くよう、健康に注意しました。 

日本関税協会でよかった点は、テキストが厚すぎないのに要点が抑えられること、早いうちに「通関士養成講座ガイドブック」が届き試験全体の流れを把握しやすいこと、WEBで見られる「かわらばん」やQ&Aが充実していて、隙間時間に勉強できることです。実務に関しては『特別答練(通関実務)』がとても良かったです。関税法の問題集を解くことと、「カードシャッフル法」で単語帳を使って商品と税番を覚えることで、解いたことがない問題に直面しても対応できると分かりました。

私がやってよかったオススメの勉強法は下記です。

  •   消える蛍光ペンを使う。通関業法や関税法はほぼ過去問から出るため、過去問を中心にときました。過去問で間違えた問題はテキストで同じ文章を見つけ蛍光ペンで該当箇所に線を引きます。その他課題や模擬試験等問題集ごとに色を変えると、どの問題集でどの箇所が出題されたのか分かりやすいです。あとでラインを消すこともできるので安心です。私の場合同じ問題を何度も間違えたので、テスト前にカラフルで濃くラインが引かれた文章を中心に復習をしました。時間があったら前後の文章を読むと流れが把握しやすいです。家で勉強をする際は、声を出して読むのも分かりやすいです。
  •   実務対策には関税法の問題集と代表品目単語帳で商品の税番を覚えることが有効だと実感しました。 実務の問題集で過去に解いたことがない問題が出た場合、問題の商品の税番を覚えておくとパニックにならずに取り組みやすいです。また加算要素を覚える際には、関税法の問題集が有効でした。「カードシャッフル法」は勉強中の気分転換でテレビを見るときは、単語帳をカルタのように広げ、1類~97類に並べていきます。全て並び終えることを2~3回やっただけでも、実務問題が解きやすくなりました。代表品目単語帳は過去問に出ていたものを中心につくりました。

おかげさまで今年の通関士試験では7~8割とれ、余裕を持つことができました。