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計画、対策、意力

~過去問、模試を通して本番を意識した勉強ができました~

 

平成28年度・通関士養成通信教育講座受講(受験1回)
全国通関士模試受験
匿名希望さん
 

4月末から勉強を始め、約半年かけて無事通関士試験に合格することができました。合格の決め手は、計画を立てて勉強したこと、試験問題に合わせた勉強をしたこと、そして、絶対合格するという思いを抱き続けたことだと思います。

私の受験経験が、これから勉強される方にとって少しでも役に立てればと思い、合格体験記を書かせていただきました。

<勉強スケジュール>

私は日本関税協会の通信講座を受講していました。7月いっぱいまでは、通信講座の進度に合わせ、テキストを中心に勉強していました。この間は、覚えることに重点を置いていたゆえ、特に問題集には手を付けていません。ただ通関実務だけは、合格を左右すると聞いていたため、テキスト「通関実務」で知識を詰めると同時に、「ゼロからの申告書」で問題演習にも取り組みました。

一通りテキストを勉強した後、8月に過去問や模試にチャレンジし、出題形式を分析し、試験問題に合わせた勉強をしました。使用した問題集は「通関士試験 問題・解説集」、「計算問題ドリル」、「まるわかりノート」の3冊でした。模試は、8月、9月で、合計3回(日本関税協会、LEC、TAC主催)受け、結果はいずれも芳しくありませんでしたが、臨場感を経験でき、苦手分野の把握に繋がりました。

9月は模試等の結果を受け、苦手分野を中心にテキストをもう一度一通り読み、要点は試験直前に見直せるよう、簡単にノートにまとめました。問題集は間違えた問題だけ、もう一度解くようにしました。また、試験直前でプレッシャーを感じている時期だからこそ、気晴らしが大事で、趣味の時間も適度に確保していました。
大まかな勉強スケジュールは下記の通りです。

4、5月 テキスト「関税法」の理解
6月 テキスト「関税定率法」「通関実務」の理解、ゼロからの申告書
7月 テキスト「通関実務」「通関業法」の理解、ゼロからの申告書
8月 模試、過去問、問題演習
9月 模試、要点まとめ、テキスト・問題演習2周目

勉強を始めた際、7月までは知識を詰める、8月は問題演習、9月は微調整と計画を立てていましたので、総じて計画通りに勉強できたと思います。長期計画以外にも、毎月の計画も立てていました。月の最初に、どの日に、どのテキスト、問題集を、何ページ、何問と細かく決めていました。計画は毎週見直し、調整を加えていました。

<各科目の勉強法>

それぞれの科目で6割取らなければ合格できないため、偏りのない知識を身に着ける必要があると思います。私はまず、通信講座の進度に合わせて、テキストを読み、基礎を固めました。わからないことがあれば、受講生サイトの質問倉庫データベースを利用しました。解説がわかりやすく、非常に助かりました。

7月末、テキストを1周したところで、「通関士試験 問題・解説集」の2015年度の過去問に挑戦しました。結果はもちろんボロボロでしたが、出題形式、配点等を把握し、各科目の勉強方法を決めました。

「通関業法関係」
満点45点、合格点27点
第1問穴埋め問題25点、第2問複数肢選択問題10点、第3問択一問題10点

穴埋め問題の配点が非常に大きく、20点以上取れることが合格への近道だと感じました。穴埋め問題が満点なら、あと1、2問正解すればもう合格点です。具体的な勉強法は、「通関士試験問題・解説集」の穴埋め問題を徹底的に覚えました。選択肢は紛らわしいものが多いので、正確に暗記することが大事です。8月中に問題集のすべての穴埋め問題を、丸々文章のままノートに書き写しました。本番直前には、もう一度すべての問題を解き、一語一句正確に覚えるよう努めました。

また、テキストが薄いこともあり、複数肢選択問題、択一問題については、テキストを繰り返し読むことで対策しました。

「関税法等」
満点60点、合格点36点
第1問穴埋め問題25点、第2問複数肢選択問題20点、第3問択一問題15点

「通関業法関係」と同じく、穴埋め問題の配点が大きいため、「通関士試験 問題・解説集」の穴埋め問題を徹底的に覚えました。同様に8月中にすべての穴埋め問題を丸々文章のままノートに書き、本番直前にもう一度解きました。

複数選択問題、択一問題については、テキストで対策しました。分厚いテキストが複数冊あり、何度も読み返すことが難しいため、通信講座の進度に合わせて1回、試験直前に苦手分野を中心に1回、計2回読みました。特に間違いやすいと感じた分野は要点をノートにまとめ、見直せるようにしました。

「通関書類の作成要領」
満点45点、合格点27点
第1問輸出申告5点、第2問輸入申告15点、第3問複数肢選択問題10点、第4問計算問題10点、第5問択一問題5点

第1問、第2問の輸出入申告については、「ゼロからの申告書」で対策をしました。第2問の配点は大きいが、問題との相性次第で点数が左右されると感じました。もちろん、完答を目標に、問題演習は重ねました。しかし、加算要素を一つでも間違えてしまうと、申告価格の10点分がゼロになってしまうため、品目番号の5点だけでも合格できるよう、他の問題でカバーできる力を身に着ける必要もありました。

私は計算の方が得意と感じていましたので、第4問に力を入れました。「計算問題ドリル」を使用し、8月は一日10問ほど解いていました。解けなかった問題、自信がなかった問題、勘違いしやすい問題には印を付け、本番直前にはそれらの問題だけもう一度解くようにしました。

複数肢選択問題、択一問題対策は2科目目「関税法等」と同じくテキストで対策しました。また、分類については、「通関士試験 問題・解説集」を使用して、過去問を中心に勉強しました。

<最後に>

これから受験される方には、通信講座を受ける方も、講習会を受ける方もいると思います。どちらであれ、まずは講座の進度に合わせ、講師やテキストを信じて、一通りやってみてください。始めはわからないことだらけですが、勉強していくうちに、点と点が繋がり、理解が深まっていくと思います。不安な時、諦めそうな時は、自分がやってきた軌跡と応援してくれている方々のことを思い出して、ぜひ乗り越えてください!

最後になりましたが、このたびは、日本関税協会の通信講座と職場のサポートのお陰で、通関士試験合格という結果を迎えることができました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。