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効率の良い学習と合格への強い執念が大切です

継続した勉強と徹底した基礎学習が後半の知識定着に繋がりました

平成27年度・通関士養成通信教育講座、特別答練(通関実務)受講
根本 二郎 さん(受験3回)

私は3度目の受験でようやく合格することができました。効率的な勉強ができた事、そして、今年ダメなら諦めるという決意のもと、一切妥協せずに半年間を勉強に費やした事が過去2度の受験との決定的な違いであり、合格できた要因だと思います。
この合格体験を通じてこれから受験される方や勉強につまずいている方の助けに少しでもなれればと思い、拙い文章ですが寄稿させていただきます。

【受講講座と使用教材】

 受講講座等
 ・通信教育講座
 ・特別答練(通関実務)
 ・全国通関士模試

 使用教材
 ・通信教育講座テキスト等 一式
 ・通関士試験の指針
 ・関税評価303

【勉強方法】

まず始めに、半年間の勉強計画を立てました。8月に行われる協会の模試までに全科目合格基準に達することを目標にして、残りの時間を弱点分野や実務の知識強化に充てることとしました。また、なるべく毎日勉強するよう心がけました。

  • 4~6月(勉強時間 1カ月平均80時間)

これまでの勉強ではテキストの読み込みが甘く、過去問ばかり解いていた事を見直し、この時期は徹底的に何度もテキストを読み込みました。たまにノートに箇条書きしたりしました。
週末には過去問題集を解いていきました。過去問題集を解く際は常に文章の正誤となる根拠や問題に係わる人々の立場をイメージしながら解いていきました。根拠が解らなかったりあやふやな場合は法令集でしっかり条文を読み、さらにテキストで理解を深めます。この時に、テキストに補足事項等を書き込んだりマーカーでラインを引いていきます。テキストは繰り返し読むため、後で自分の弱点や特に押さえておくべき部分が分かったり、サブノートの代わりにもなりました。
実務の品目分類も、この時期にテキストに掲載されているものは覚えておきました。注の規定は、覚えるというよりは、どのような規定があるのか把握するような感じで読み込みました。一度覚えてもすぐに忘れてしまうため、これらは半年間継続して勉強しました。

  • 7~9月(勉強時間 1カ月平均140時間)

本来は実務を中心に勉強する予定でしたが、配点等が今年から変更になったこともあり、実務の選択式対策も兼ねて実務5割、関税法等4割、業法1割のペースで進めていきました。
勉強の効率化を図るため、問題解説集は×や△のある問題だけを解き、何度も間違える問題は不思議と繰り返し間違えるため、ノートにまとめて試験前に見直せるようにしておきました。
残り1月は、昨年のようなケアレスミスが絶対にないよう計算問題練習とテキストの読み込みで間違えやすい分野を重点的に復習していきました。通信教育講座の課題の問題も何度も解いて完璧にしておきました。

【特別答練】

8月に参加した特別答練では同じ目標に向かい勉強に励んでいる方々に出会い、良い刺激を受けました。また、答練の後も連絡を取り合い励まし合う仲間もできたので、特別答練を受けて本当に良かったと思います。

【模擬試験】

昨年はE評価でしたが、今年はA評価でした。選択式の問題で迷う事がなかったことを考えてみると、テキストと法令集を使った前半の地道な基礎固めの成果が出たのだと思います。また、昨年の本試験では計算ミスとマークミスで基準まで2点足りなかった悔しさもあり、模試の後も気を抜くことは全くありませんでした。

【本試験】

実務が昨年とはかけ離れた難しさ、更には問題の訂正があったりと、精神的にもかなりシビアな状況でした。それでも「絶対に合格してやるんだ」と自分に言い聞かせて必死に食らいつき、自己採点で6割に達しなかったものの、なんとか合格することができました。
計算問題が満点だったりと取れる問題を取りこぼさなかったことと、諦めずに正解できそうな問題を探して確実に1点1点を取りに行ったことが実務突破に繋がったと思います。また、選択問題対策として各法令をしっかり理解できていたことも大きかったと思います。輸入申告書の申告価格における通貨選択も、関税定率法の基本をしっかり身に着けていたおかげで正解することができました。

【挫折と奮起】

私は昨年不合格になったときに、努力が報われなかった辛さとショックでもうこの試験は諦めようと思いました。そんな時、それまで家族や友人をはじめとした多くの方々に励まされ、「もうこの試験に挑戦するのは自分のためだけじゃないんだ。合格して恩返ししたい」と思い、最後にもう一度受験することを決意しました。
また、周りには家庭環境や職場環境の事もあり試験を受けようにもまともに受けられなかったり、勉強時間を作るのが難しい人たちがいました。それに比べて、自分の意思次第でいくらでも勉強することができる自分はなんて贅沢な奴なんだろうと思いました。そういった思いがあったから自分自身の甘えを戒め、妥協せずに半年間勉強に集中できたのかもしれません。

【最後に】

受験される方の中には勉強時間を確保するのに苦労されている方はたくさんいるかと思いますが、自分が今何をすべきか、今後どう行動すればよいのか、1日1日を後悔しないように過ごすことが大切だと思います。
年に一度しかないチャンスに不安でいっぱいの受験生のみなさん、今までの苦労や努力は絶対に無駄にはなりません!本当に努力すればいつか必ず報われます!幾度となく訪れる挫折を乗り越えた人にだけ合格証書が届くのだと思います。皆様の手元にも合格証書が届くことを心よりお祈り申し上げます。
今まで応援してくれた家族や友人、協会の先生方、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!