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EUとシンガポールがバイの貿易協定等に署名(EU)

●EU

欧州委員会は2018年10月19日、欧州連合(EU)とシンガポールが、同日、両当事国間の政治、貿易、投資関係を強化することを内容とする3本の協定に署名したことを発表した。署名された協定は、EU-シンガポール貿易協定、EU-シンガポール投資保護協定及び連携及び協力に関する枠組み協定の3本である。

 

アセアン地域ではシンガポールはEUの最大のパートナーで、バイの物品の貿易額は533億ユーロ(2017年)、サービス貿易額は444億ユーロ(2016年)に達する。1万社を超える欧州の企業がシンガポール国内に事業所を設け、同国を太平洋地域全域をカバーするハブとして活用している。投資面に関してもアジア地域では最大の投資先となっており、両者間の投資額は2016年には2,560億ユーロに上っている。

 

貿易協定では、残存するほぼすべての関税が撤廃され、通関手続きも簡素化され、様々な基準等は高く設定されている。エレクトロニクス製品、食品、医薬品等については貿易手続きが簡素化されるが、一方環境面についての配慮は強化されている。また、電気通信、環境、エンジニアリング等のサービス分野では市場が開放され、さらに貿易や持続可能な開発に関しては、労働、安全、環境、消費者保護について高い基準を設定するとともに、持続可能な開発や気候変動に関して共同措置の強化を定めている。

 

また、投資保護協定には投資保護やその執行面でEUの新たな対応を取り込んだものとなっており、一方では高い基準の投資保護を確保するとともに、他方では国民の健康、安全、環境の保護等の分野でのそれぞれの国の政策目標を規制し、推進する権利を守る内容となっている。

 

以上の貿易協定及び投資保護協定は将来EUとアセアンの間で地域レベルでの協定を結ぶ際の土台となるものであるとされる。

 

もう1本の枠組み協定は、環境、気候変動、エネルギー、教育や文化、雇用、科学技術、運輸、テロ対策、組織犯罪への対応等幅広い分野での政治的、経済的、分野別の協力関係を強化するもので、世界的な課題に協力して対応するものとされる。

 

貿易協定及び投資保護協定は、今後欧州議会に送付され、貿易協定については明年末までには発効することが見込まれるが、投資保護協定については加盟国での批准手続きが必要となる。また枠組み協定は今後加盟国での批准手続きを経たうえで、欧州議会に送付される。

 

(出典:2018年10月19日付けの欧州委員会のプレスリリースより)