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トランプ政権が日本、EU及び英国と個々に貿易協定交渉を開始する旨を議会に通知(USTR)

●USTR

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は、2018年10月16日、議会に対して日本、欧州連合(EU)及び英国と個々に貿易協定の締結交渉を開始する旨を正式に通知した。

 

この議会への通知は、貿易促進権限法(TPA)に定められた手続きを踏まえたもので、議会との協議等が必要とされる。USTRは、近く連邦官報を通じて貿易交渉の内容等に関して一般からの意見を求めるとしている。なお貿易促進権限法の規定では、貿易交渉の正式開始の少なくとも30日前までには交渉目標等を公表する必要がある。

 

日本に関する議会への通知では、自動車、農産品及びサービスといった重要なセクターにおいて米国の輸出者は様々な関税、非関税の障壁に阻まれ、米国は慢性的な貿易赤字となっており、日本との交渉では、関税及び非関税の両障壁を取り上げ、より公正で、よりバランスの取れた貿易を実現することであるとし、交渉はこの通知の日から90日経過後で、できるだけ早期に開始するとしている。

 

EUとの交渉についても、米国の慢性的な貿易インバランスの課題が強調されているが、英国との交渉については、2019年3月29日に英国がEUから離脱した後、準備が整い次第交渉を開始する。英国はEU離脱後でなければ貿易協定の交渉はできないが、両国間では2017年7月にUS-UK貿易投資WGを設置し、離脱後においても両国間での事業面での継続を確保し、さらに両国間の貿易・投資の結びつきを強くするための方策等について検討を重ねてきており、将来の自由貿易協定締結に向けた土台は準備されていると説明されている。

 

日米間の貿易協定交渉は、本年9月26日のトランプ大統領と安倍総理の共同声明を、米EU間の交渉は本年7月25日のトランプ大統領とユンケル欧州委員会委員長の共同声明を踏まえたもので、英国との交渉は英国のEUからの離脱を前提としたものである。

 

日米間の貿易(サービスを含む。以下同じ)は、2017年には輸出入額の合計で2,836億ドル、米国からの輸出額1,140億ドル、米国の輸入額1,695億ドルで、米国の貿易赤字は555億ドルに上る。

 

米EU間の貿易は、輸出入額を合わせて1.2兆ドル、米国からの輸出額5,270億ドル、米国の輸入額6,270億ドルで、米国の2017年の貿易収支の赤字額は1,000億ドルに達する。

 

米英間の貿易は、輸出入額合計で2,359億ドル、米国からの輸出額1,259億ドル、米国の輸入額1,100億ドルで、2017年には159億ドルの米国の出超となっている。

 

(出典:2018年10月16日付けのUSTRのプレスリリースより)