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欧州連合が中国製鉄鋼製品の一部に対するダンピング防止関税の暫定適用を決定(EU)

●EU

欧州委員会が2016年11月14日に発表したプレスリリースによれば、欧州連合(EU)は中国製の鉄鋼製品の一部に対してダンピング防止関税を暫定的に課すことを決定しました。

 

今回のダンピング防止関税の対象とされる製品は鉄鋼製のシームレス・パイプ及びチューブで、この製品は発電設備、建設、石油・ガス業界で広く使われているものです。

 

欧州委員会が業界からの申立てに基づいて行ったダンピング調査の結果、これらの製品が不当に安い価格で欧州に輸出・販売されており、これによって欧州の関連企業が大きな被害を受けていたことが確認されたとし、今回の決定は暫定的なもので、これらの企業が息をつくための措置であると説明されています。今回の決定の対象となる製品についてはダンピング防止関税として製品の種類に応じて43.5%~81.1%の税率が適用されることとなります。

 

本件調査は、業界からの申立てを受けて、本年5月13日に開始されたもので、欧州委員会は今後6カ月以内に確定的なダンピング防止関税を適用するかどうかの本決定を行うことになるとしています。ダンピング防止関税の賦課が本決定されれば、以後5年間にわたって有効な措置となります。

 

欧州委員会によれば、EUが域外からの鉄鋼製品の不公正な輸出に対して適用しているダンピング防止関税及び相殺関税の件数はこれまでにない件数に達しており、両者を併せると40件にも達し、このうち18件は中国製品に対するものであると説明されています。以上のほかに現在鉄鋼関係の製品についての調査が進行中のものが14件あり、この中には暫定適用に係るケースも含まれています。

 

(出典:2016年11月14日付けの欧州委員会のプレスリリースより)