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EUとインドネシアが包括的な経済連携協定交渉の開始を決定(EU)

●EU

2016年7月18日に発表された欧州委員会のプレスリリースによれば、欧州連合(EU)とインドネシアは相互の関係を深化させ、強固なものとするため包括的な経済連携協定(CEPA)の交渉を正式に開始することに合意しました。この合意は、通商政策担当のマルムストロム欧州委員会委員とインドネシア通商担当大臣との間で行われました。

 

両代表は、共同宣言の中で、EUとインドネシアは、併せて消費人口として7億5千万人を抱える巨大な市場を形成しており、これから行われる交渉はこの2つの経済のシナジー効果をもたらし、未開発の大きな潜在性を掘り起こすものであるとし、EUは世界最大の貿易ブロックを形成しており、インドネシアは最もダイナミックな東南アジア地域の中の最大の国であり、相互に貿易や投資の関係を深化させることによりその生み出す効果は大きなものになるとしています。

 

今後の交渉では貿易及び投資を促進する野心的な協定内容を目指すとされ、関税その他の通商上の障壁、サービス、投資、公的な調達市場へのアクセス、競争ルール、知的財産権の保護等広範な分野がその対象として挙げられています。この交渉は、本年中に開始される見込みです。

 

インドネシアは、10か国で構成されているASEAN(東南アジア諸国連合)のメンバーの1つで、EUにとってこの地域での二国間自由貿易協定(FTA)の交渉を開始するのは、シンガポール(2010年)、マレーシア(2010年)、ベトナム(2012年)、タイ(2013年)及びフィリピン(2015年)に次いで6番目の国となります。また、これまでに交渉が終了したのはシンガポール(2014年)とベトナム(2015年)の2か国となっています。

 

EUは、究極的にはEU-ASEANの2つの経済ブロック間での自由貿易協定の締結を目標としていますが、EUと個々のASEAN加盟国との二国間協定はそのために必要なステップとして位置づけられています。

 

EUとインドネシアの物品の貿易額は250億ユーロ(2015年)を超え、EUの輸出額は100億ユーロ、EUの輸入額は150億ユーロで、EUはインドネシアとの関係では50億ユーロの輸入超過となっています。インドネシアにとってEUは4番目に大きな貿易パートナーで、同国からの主な輸出品には農産品、機械類、繊維品、履物、プラスチックやゴム製品等があります。一方、EUにとってインドネシアはASEAN諸国の中では5番目に大きな貿易パートナーで、またEUの全貿易パートナーの中では30番目に位置します。EUからの輸出品は、機械類等の工業製品、輸送機器、化学品等が主なものとなっています。

 

(出典:2016年7月18日付けの欧州委員会のプレスリリースより)